Jazzgitarren - vintage German made archtop guitars

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PERLGOLD - Kurt Gropp katalog 1954 ■

東ドイツの大手楽器商社、クルト・グロップ(グループ)のブランド、PERLGOLDのカタログを、最近入手しました。
正直言って、ブランド名さえ初めて耳にしましたし、ギターの写真を見るのも初めてです。実物にはお目にかかれないかも
知れませんが、とりあえず、またしても貴重な戦後混乱期の共産圏/東ドイツの楽器マーケットに触れるようで、
楽しいです(笑)。以下、ギターを中心に、その1954年版PERLGOLDカタログの中味を御紹介したいと思います。



 フェルト生地のハードカバー、と言いたいところですが、製本は穴2つ&ヒモ、という原始的な(笑。でもカワイイすよね)カタログです。 230mm x 160mmの横長です。表にはPERLGOLDのロゴが光っています。センスいいですね。188Pありますが、1/3程は「片面印刷」なので(マジです。笑) 実質100P強、というところでしょうか。カラーページは4Pしかありません。

 中にはバイオリンやチェロ等のストリングス楽器、トランペット、縦笛、ハーモニカやアコーディオン等、ありとあらゆる当時の楽器が写真入りで紹介されています。 中でもやはりギター関係は、フルアコ(アーチトップ)と、フラットトップを中心に、マンドリン(写真のバックの柄に注目!!)、ハープギター、リュート、スライドギター、 バラライカ、その他ありとあらゆる種類が掲載されてます。そしてなんと、パーツやピックの紹介まで。ドビックリですね。



 テイルピースやブリッジなんかのパーツまで、事細かに掲載されています。感心しますねえ。ですが、価格とかは載っていないので、そのへんの事情は全く判りません(笑)。 まあ「こんな商品を出してます」的な、プロモーション用途のカタログなんでしょうか。

 ここでは全部紹介できませんが、写真右に写っているような楽器が、ワンサカ掲載されてるわけですね。 この写真は「某ショップでウチのデカい特売フェアをやった時の店の写真だ」みたいなクレジットがあったのですが、 どうみてもショウルームです(笑)。クルト・グループは創業1859年で、 PERLGOLDの名のブランドは1920年代からスタートしていることがカタログには書かれています。 カタログは(理由は不明なのですが)ドイツ語、英語、フランス語の3か国語で文章が掲載されてます。ただ、いずれにしろロクな商品説明は載ってませんが。 それが最大のガックシなところですね(笑)。
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 さて、それではギターにいきましょう。筆者の独断で、フルアコ系だけ載せます(笑)。左からモデル1319a、1319b、1314、と書いてあります。 モデル名みたいのはないようで、全て番号で判別してたのでしょうか。解説には「エクセレントな音質」としか書いてありません。フザケンナヨ、と(笑)。

 典型的な東ドイツのフルアコってカンジですね。ただし、テイルピースはエピフォンのエンペラーなんかでお馴染みのデザインです。東ドイツ製でこれを見るのは初めてです。 指板のエンド部分の加工がファンシーでいいですね(笑)。注目は、サイド部分のサンバーストの塗装方法でしょうか。 僕のOTWINのアーチトップも同様なんですが、 シェイド(バースト)の方向が、アメリカ産ではありえない(笑)方向にグラデーション掛かってますね。

 既にこの時代に東ドイツにキャッツアイホールがあることも驚きですが、それにしても右のモデルのマヌケなヒゲみてーなデザインは、なんとかならんかったんかと(脱力)。



 こちらの方は「マスタービルダーによる手工品」と銘打たれている、モデル1315Z、1315-2、です(一番右のギターは省略します)。 1315Zは「セルロイドのインレイとポジションマーク、ネックはスクリューで固定、外せます」とのクレジットが。ネックの件は、 例の東ドイツ特有のボルトオン方式であることが判ります。あの手法は、経年変化でも外して調整できますよ、という意味があるそうなんですが、ヘタレこの上ない固定方法です。 筆者は既に過去に2本、修理に出して「接着」しました(笑)。

 1315-2のほうは、「セルロイドのインレイとバインディング、美しいサンバースト」とだけあります(笑)。チェッカーバインディングは、 当時は世界中で高級機種に施された仕様ですね。。 2機種ともに共通のこのテイルピースは、薄っぺらなんですが、手彫りの彫刻が施された東ドイツ特有のデザインで、恐らくどこか1社が供給してたものと 思われます。MUSIMA、ASTRO、OTWIN、WOLFRUM、他いろんな東ドイツのギターでこのテイルピースを見かけることが出来ます。
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 こちらは左からモデル1320-G2、1320-G1、1318Zだそうです。この3本はピックガ−ド等に「GLASEL」という文字が入ってるのですが、 その詳細は不明です。勿論、HOPFのアーチトップを作ってた GUSTAV GLASSLとは関係ないハズです(笑)。パクリでしょうか?(笑) 左のは、RICKENBACKERのアーチトップに、真ん中のギターの足下には RELLOG製のPUが見えます。RELLOGは東独のギター用PU製造を殆ど賄っていたメーカーです。

で、右のギター。これはスウェーデンのLEVIN(アコギでは有名な、あのGOYAと同じメーカーです)の、フルアコ最高機種「DELUXE」を完全にパクったモデルですね(笑)。 LEVINのほうは、ジャンゴ・ラインハルトが持っている写真が有名だと思います(実際にはそんなに使ってないハズですが)。ヘッドのデザインは完全にコピーです。 ファンシー&オマヌケなチェッカーバインディングがソソられます。ビザールなフルアコってカンジですね。欲しいなあコレ(笑)。内蔵ピックアップならもう最高ですね(推測ですが)。



 ハイまだあります。これは左から1314Z、1319-II、1319-Iだそうです。右2本にはPERLGOLDの文字の入ったピックガードがついていますね。 更にこのナナメのポジションマークは、NEUBAUERのギターで見かけることが出来ます。

 ちょっと話が外れますが、WENZEL ROSSMEISSL(ROGER参照)と、 HELMUT NEUBAUER(NEUBAUER参照)は旧友だそうで、 一時(大戦直後、ドイツ分裂前)は共同でベルリンで「ROSSMEISSL」というブランドを立ち上げていました。ドイツ分裂前ということもあって、彼等の作った アーチトップの渓流が、その後の東ドイツの主流として受け継がれていった、ということは、推測ながらも十分に考えられます。 MUSIMA がROGERのパクリ・ギターを作ったりというのも、 そういう意味ではあながち当然な事かも知れません。ここの写真の右2本のキャッツアイ・ホールがリッケンバッカー(米国でWENZELの息子ROGERが立ち上げた)のデザインにそっくりなのを鑑みるに、 そんなことを考えてしまいました。
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 さて、ゲテモノ好きの方の為の、おまけギターです。左3本はリュートギターで、ショートスケールですが筆者の HOFNERのリュート同様、6コースのクラシックギター仕様ですね。

  右のは筆者の大好きな(笑)ハープ・ギターです。これは6弦の通常弦に加え、副弦でさらに6本の弦を持つ、12弦ハープギターということになります。 カタログの記載によれば「13弦仕様もあるよ」とのことですが、大して変わんねーじゃんかよ、と(笑)。他に「バー(多分副弦のネックのことと思われます)のない、 10弦仕様もある」とカタログには記載されてますが、その写真を是非見てみたかったですねえ・・・

 ハープギターはドイツ語でそのままの意味でHARFEGITARREと書きますが、このカタログにはその記載はありませんでした。BASSAUTEN(=BASS LUTE)という書き方があったのですが、 そういう呼び名もあるのでしょうか?暇をみて調べてみたいと思います。



 最後に御紹介したいのが、右から2番目のアーチトップではなくて(笑)、左から2番目の、アップライトベースです。 FRAMUSのページで、筆者所有の58年製TRIUMPH というエレクトリック・アップライトを紹介していますが、それよりも古い時代に、このエレアプは存在していたことになります。ドビックリです。 このベースには「ELECTRO-ARTIST」という名前がついてます。エンドテイルピース部分と、ブリッジカバー部分(共に金属製に見えます)には なにやら豪華な彫刻模様まで見えます。

 カタログの記載によれば、この他にもう一種類エレアプがリリースされてて、そちらは「より座った体勢で演奏し易い」とか書いてやがります。写真はないので 全く想像もつきません。西独FRAMUSの「TRIUMPH」、イタリアWANDREの「SWEDEN-BASS」に加え、この東ドイツPERLGOLDの「ELECTRO-ARTIST」。いやー どれも興味深く思われます。

 今後、メーカーに関する詳細(カタログにはそんなことさえロクに載ってない。笑)他判明すれば、ここも随時更新していこうと思います。
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