Jazzgitarren - vintage German made archtop guitars

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UNKNOWN JAZZGITARRE - Red Sunburst (hoyer?)


 こちらは製造メーカー不明の一本。勿論、ドイツ産、それも西独製の特徴を兼ね備えたギターなので、問題ない(笑)。まず、キャッツアイ・ホールが (米グレッチなんかのそれと比べても)長い。それと、問答無用の赤黒のサンバースト。3・5・7・9・12フレットのパーロイド・ポジション・バー。 更にこのギターは単板のトップとバックであり(サイドは不明)、抜群の箱鳴りを持っている。安いくせに、優れたギター。ジャーマン・ヴィンテージの奥の深さ、ここにあり。
 ペグは、カニ(にしか見えない)デザインの、複雑なもの。テイルピースも他のジャーマン・ギターに良く見られるパーツを使用してある。

 このギターはHOYER製ではないか、と、筆者は睨んでいる。その理由は、HOYERがキャッツアイ・ホールのモデルをよく発売していたこと、ヘッドのデザインがHOYERの モデルで同一のものがあること、ELECTRO GITARREN-Made In GermanyにはHOYERの工房の写真が載っているのだが、そこにこれとそっくりのギターが掲載されていたこと などである。西独はギター工房間で、パーツのやりとり以外にも関係があったようなので、一概にHOYER製と決めつけられないのだが、多分睨んでいる通りじゃないかなあ。 タグもシリアルもなにもない。購入時はFRAMUSの初期型1PUプレートが搭載されてたが、生鳴りが素晴らしいギターなので 今は外して使っている。それにしても、アーチの出っ張り具合は、素晴らしいですねえ。 まあそのせいでトップに傷が付きやすいんだけどね。ちょっと前に安値で処分してしまいました。




UNKNOWN JAZZGITARRE - Gold (Klira?)


 パーツ取り用に格安で入手した。が、本体もグロなカラーと結構弾きやすいギターだったのでナカナカのブツだったんですが、場所の問題で、これも安価にて処分しちゃいました。 メーカーは全くの不明だが、KLIRAが初期(50年代?)に出したフルアコではないかと想像している。ヘッドの模様がKLIRAに同一のモデルがあるから、という理由しかないのだが。
 サイドとネック裏はブラックなのだが、ボディのトップとバックは、金色である。しかも(写真ではウマく写らなかったが)なにやらグロい模様が浮き出ているのである。 リフィニッシュした形跡もなく、オリジナルなのだろう。トップ・メーカーではあり得ないような柄なので、小さな工房が作ったものかもしれない。
 テイルピースは外して、現在はGOTOHの凡庸パーツにしてある。ネックが起き上がってしまったのか、ジャーマン・ギターのブリッジが使えない程弦高が下がってしまっているので 日本産のブリッジ・パーツを今付けてある。なぜかこれで、丁度良い(笑)。
 これで一応ギターの形を取り戻し、弾ける状態になった。新オーナーさんよろしくです(笑)。





KAPA - Model 506 / 3-Tone Sunburst


 ちょっと本題からは外れますが面白いギターを1本紹介させて下さい。この335コピー風のギターは KAPAというブランドのギターで、モデル506です。ちょっとドイツとの関連の深いギターです。

 KAPAというブランド自体は、米在住のオランダ移民、Kope Venemenという人が1963年に立ち上げた会社で、1970年にブランド全体がモズライト社に買収されるまでは、 総べてアメリカで製造してました(買収後は日本の工場などで 組み立てられていたそうです)。で、何がドイツと関係があるかというと、このKAPAブランドはパーツを総べて独メイドのものを取り寄せ、組み立てだけを独自でやっていた、ということなのです。

 なるほど、一目でドイツ風味だということが判ります。PUはHOFNER社のものですし、テイルピースは (自社ロゴ文字、KOPAと入ってはいますが)勿論ドイツ特有のものです。よってアメリカ産なのに、総べてミリ規格です(笑)。
 ブリッジはBIGSBYのアルミ・ブリッジを採用しています。ここだけリプレイスしたのかな?と思ったんですが、調べてみたらこれがオリジナルでした。  335コピーであることは間違い無いですが、フルアコ構造です。カジノや、330みたいなカンジです。ボディは総べて合板、モデルというかメーカー自体廉価メーカーのようなので 大した評価や価値がある訳では無いのですが、音はキッチュで面白いです。ネックも薄くで弾きやすいですし(細いけど)。ハムPUは、相変わらず出力低くてヘタレですが(笑)それがまた、アレなんですわ(笑)。





ASTRO meistergitarre - black/Catseye The Norbert Schnepel Collection


 これはASTROというブランドのギターで、ASTROは何度か筆者も目にしたことがあるんですが、その正体はイマイチ不明です。 当初東ドイツのギターブランドだと思ったんですが(東ドイツ特有のテイルピースを搭載したモデルもあった)、どうもこのギターを拝見するに、西ドイツ産のような気もするのです。 MEISTERGITARREはマスターギターという意味。まあ、どうでもいい話ですが。

 さてこのギターですが、やはりファンシーなヘッドのインレイに目を奪われます。なんだか形もデザインも頼り無いことこの上ない、つーカンジですが、 ヘッドにパール素材を使ってエセゴージャス感を出すのは、ドイツ産にはよく見かけられます。セロフレット、パールのネックインレイ、12Fの垢仕様、キャッツアイ・ホール、 どれもドイツ産の特徴を完璧にとらえてますが、ヘッドのヘタレなインレイの入れ方が、どうしても東っぽい気がするんですよねえ。

 まあ、廉価版ギターであったであろうことは容易に想像できます。筆者も取り立てて欲しい、とは思いませんでした(笑)。何か、別のASTROのギターを入手でもしたら、 ちゃんと別ページを作ってあげようかと思います。




ALOSA Black King and no-name archtop photo courtesy of PB from Netherlands■


 有り難いことに、本サイトをいたく気に入って頂いた方がオランダのほうにいらっしゃいまして、メールと共に、この写真を送ってくれました。曰く「いいサイトだ。でもひとつ忘れてやしないか? ALOSAが載ってないじゃん」とのこと。ええ、一応知ってますよALOSA。LANGのところにちょこっと書きましたけど、筆者は残念ながらもってませんし、ほぼ情報ももってません。 ってことで、彼のALOSAのギターを2本掲載します。なんだか国際的なギター・サイトになってきましたね。

 ALOSAはALOIS SANDNERというルシアーの手による西独のブランドで、1947年から50年代末まで存続してたそうです。総生産数は500本未満だろう、という噂も。 ハイエンドモデルは手作り、ローエンドは工場生産だったようです。BLACK KINGはハイエンド・モデルで、 総単板(スプルース&メイプル)。「まるでジプシージャズ・ギターのようにデカイ音がでる」とのことです。目に付くのは勿論真ん中の菱形サウンドホールですね。 実はeBayでこれと同じギターを筆者も見たことがあります。あまり興味を持てなかったんですけど、人気はありましたね。チェッカー・バインディングと鎌形ホール、ヘッポコなテイルピース。 恐らく50年代に製作されたものと推察できます。

 赤いサンバーストのギターはローエンド・モデルのようで、総プライウッド作り。まあ、音も想像できますよね。PB氏はお気に入りとのことですが、筆者的にはそれほどでも(笑)。 ドイツ製ではお馴染みのシマシマヘッドプレート(Hoyer、Klira他多くのブランドでやってます)、こちらも鎌形ホール、テイルピースは凡庸品ですね。 メールには「どうだい?普通のジャーマン・アーチトップとは違うだろ?」と自慢の1文があったのですが、正直(ここだけの話)そうでもねえなあ、と(笑)。 まあ、これを見ても反応が薄い、ってアタリ、筆者はもうよっぽどのゲテモノでないとビビビとこなくなっちゃったんでしょうねえ(笑)。



 おまけ & 追記
 ■ ALOSA / SOLIST - Natural ■

 photo courtesy of Stephen Candib

 こちらはカナダ/トロント在住のステファンさん(HOPFのページ参照)所有のALOSAです。はい。上の「Black King」と同じギターですね。 でも勿論こちらはブラックではなくてナチュラル・フィニッシュ、テイルピースにも「SOLIST」というモデル名が入ってます。

 チェッカー・バインディング入り、菱形のセンター・サウンドホール入り、ってあたりは上のギターと同じですが、ヘッドの紋様が異なります。 ここからは推測の域を出ませんが、もしかしたらHOFNERと同じ工房で製作されたものかも知れません。というのも、 HOFNERで全く同じヘッドインレイのギターがあるからです。60年代あたりのHOFNERの工房には、いろんなルシアーが出入りしていて (HOYERやHOPFのルシアーが出入りしてるのは確認済みです)、もしかしたらALOIS SANDNERも出入りしてたのかもしれません。 そのせいで、同じネックパーツを使ったのかなあ?という推測です。

 全くの余談になりますが、多分ステファンさんはとんでもない質と量のジャーマン・ギターをお持ち、とも推測されます。 HOYERなんかも沢山持ってる、とメールしてきましたから。


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