Jazzgitarren - vintage German made archtop guitars

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OPUS - multi-striped body


 このページの一番下でちょろりと触れてますが、最近同型のギターを入手できたので、紹介します。HUTTLはドイツの総合楽器メーカーだったようで、 サックスを中心とした管楽器のジャンルでは有名なようです。結構今でもその方面では由名なようですが、筆者とは無縁のジャンルなので、当時や今の状況は、 あまり知りません。すいません。
 最初に下の赤黒サンバーストのOPUSモデルを入手したんですが、その後こんなマルチストライプのモデルがあることを知り、興味がずーっとあったんですが、 赤黒のモデルがかなりチープな作りだったことと、このマルチストライプのモデルのほうが古い時代の製造らしいので、ロクな状態のモノは発見できないだろう、 と考えていたんですが、たまたまアメリカのある方から安価で譲って頂きました。これはアメリカの有名なELDERLY INSTRUMENTSという楽器屋さんで、 完全にレストアされたものです。下のほうの写真と比較しつつ、検証しようと思います。

 まず、ブリッジ、テイルピース、ピックガード、ペグは全て最近のモノに交換されています。また、ネック脇のバインディングは新しく巻き直してあります。 が、そのバインディングは(ピックガードの材と同じ)ウッドバインディングになっており、へ〜面白いことやるじゃんエルダリー、と感心してしまいました。 このギターですが。1950年代中盤に製造されたと思わしきOPUSです。ご覧のようにまずバックは、マホガニーとメイプルでストライプ状の模様になってますが、 実はこれ薄いメイプルのバックの板の上から、こういう模様の化粧板を貼ってあるのです。サイドも同様で、故にかなり重いです。右下の写真は、 赤黒のOPUS(サイドの色分けは塗装のみで行っている)と並べて比較したものです。

 ですが、トップ(ソリッドのスプルース)のサウンドホールのバインディングなんかも木で施されていて、指板のインレイまで木でできてます。勿論塗装もクリア一発です。 あくまで木目で勝負しよう、というその心意気やヨシ、でしょう。そんな点に気付いたのか、エルダリーのリペアマンはネックのバインディングやPGも木にしよう、 と考えたと思われます。正直音はあまり高級なカンジはありません(そりゃあこんなにペタペタ貼ったらそうなるわけですよね)。が、見た目も楽しいギターなので、 十分楽しめるギターです。そのうちオリジナルのテイルピースを入手して戻してやろうと考えてます。





OPUS - Red Sunburst


 HUTTL(ホントはUの上に点2つね。ヘトル?ホトル?)というメーカーの「OPUS」というモデル。全く持ってなんの情報もなく入手したのだが、 後にMUSSIKELLERのサイトで同じモデルを見つけて、多少は情報を得られた。「このメーカーの最上級モデル」という説明がそこにはあるんだけども、 こんなんでいいのか?まあ、それぞれ会社には事情があるからねえ、と考えてしまった。デザインは悪くない。独創的なホールの形状は、他ではみることのできないものだし。 60年代初期のギターらしいが、タグもシリアルも何も無い。
 ネックの指板はローズなのかちょい疑問。なんかスカスカな木目で質量も軽そうだ。ネック・バインディングとボディのエッジ・バインディングは パーロイドという、一見凄い豪華そうな処理が施されている。んだが、あまり作りはしっかりしてない。ホールから中覗いたら、向こうの光が透けて見える(笑)。 音は・・・生では使えないというほどじゃないが、PU付けて使おうと思ってる。 特筆すべきはやはりこのヘッポコなサイドのマルチ・バインディング風デザイン、ということになるだろう。一部NEUBAUERギターにも同様の処理が発見できるが、 バインディングではなくて、塗装によってボディ・サイドが「赤/木目/赤/木目/赤」にセパレイトされてるという、代物。 当時はLANGのギター等にみられるマルチ・バインディングが高級ギターの勲章のようなイメージもあったのだろうか、その後GLASSL、HOPF、NEUBAUER等の 各社によって、本物/偽者の「マルチ・バインディング・デザイン」のギターが世に広まることになる。私見だが、マルチ・バインディングには金属製のピックアップ・プレートが良く似合うんだよねえ。最近これにFRAMUS製のメタル・ピックアップ・プレートを付けました。




おまけ & 追記
HUTTL / multi-striped body


 これはどちらも筆者の所有物ではないんですが、所有者からメールで画像を頂いたので、ここで紹介したいと思います。 共にHUTTLお得意の(笑)ストライプ柄バリバリのアーチトップですね。
 まず左のは、上記のモデルOPUSの、ストライプ・バージョン(Fホール)です。 サイドはおろか、バックにまでこの模様です。これらは塗装で塗りわけられているのではなく(木目で判ると思いますが)、 メイプルとマホガニーの材を合わせてストライプを作っているようです。
 右のは、同じくOPUSなんですが、なんとサイド&バックがインディアン・ローズウッド!という素敵なモデル。音良さそうですねえ。 ちょっと高かったんで、筆者は遠慮しときました。ストライプの入れ方も、控えめでお洒落。アディダス仕様か?(笑)



おまけ & 追記
HUTTL ダブルネックギター


 これはちょっと前にEBayで売りに出されたギターなのですが、御覧の通りにダブルネックのギターのクセにフルアコで 、しかもベース側のネックはギターと同じスケール、という奇怪なギターです。
 ボディの構造や、指板のデザインに、上記HUTTL製アーチトップと多くの類似点を発見できますね。こちらのギターのピックアップは間違い無く交換されたものが インストールされており、オリジナルの状態がどんなモノであったかは現在では想像することもできませんが、そんなことよりもこの構造とシェイプ。驚嘆させられました。
 筆者はそれほどHUTTLのギターを探求してないので、このページもそれほど多くのネタがあるわけではないのですが、実はHUTTL社は他にもトンデモなデザインのアーチトップが 存在します。それらには「メイプルトップのド真ん中に、円形のローズウッドを埋め込んだ」という奇怪極まりないアイデアの「ダブルカットのフルアコ」なんてのもあったりするんです。


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Jazzgitarren In Deutschland gemacht


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