Jazzgitarren - vintage German made archtop guitars |
■ BIANKA - Electric Model/Natural ■
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というわけで、上にも書きましたが、写真左が入手時の状態です。長いことこのサイトにこの写真が乗っていたせいで、 ビアンカは「2ハム」だと勘違いされた方が多かったので、上の状態の写真をあらためて掲載することにしました。 エスカッションはこの改造を行った人渾身の出来栄で(笑)パーロイドが張り付けられてますね。実はこのエスカッション、 トップのギザギザにあわせて下部を削って作ってあって、それがもう見るからに大変そうなカンジでした(笑)。最近、同じことを日本のルシアの方に御願いしたのですが、 「2度とやりたく無い」とウンザリさせてしまいました(笑)。 この時はブリッジもドイツ製の「疑似・TUNE-O-MATIC」なのですが。現状では上の写真の通り、オリジナルにもどしました。 最初は2ハムのゴツい音に慣れてしまったので、オリジナルのPUに戻すのは結構躊躇したんですが、あの菱形のシングルコイルも(例えるならP-90並に) ゴツいサウンドを持っているので、これはこれでアリだなあ、と思ってます。写真には写っていませんが、この時代のホイヤーのケースはなんと 塗装ありのツイードで出来ていて、それがマタなんというかイカシてます。ウチに取材にきた某出版者社長も、 ギターよりもそのケースを何故かベタ誉めしてました。 蛇足ですが、何故オリジナルの状態に戻したか、と言いますと、先日アメリカの「Vintage Guitar Magazine」に取材されたときに、 どうしてもこのオリジナルの状態でこのギターを掲載させたかったからです。日本の某雑誌でももうすぐこの写真が載ると思います。お楽しみに。 |
■ BIANKA - Electric (Sunburst) ■
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貴重な写真です(一体誰が有り難がるか、という問題はおいといて)。1970年代初期にBIANKAの復刻に関してアレコレ論議する、
HOYER社の重鎮達の図、という写真です。真ん中のプリティなヘアスタイルのオヂサマが、ARNOLD HOYERの息子さんで、ARNOLD没後に
HOYER社を受け継ぐことになったWALTER A. HOYER氏。そして右がARNOLDの弟さん、RUDOLF氏です。
実は最近RUDOLF氏の息子さんからメールをいただきまして、色々と教えて頂くことが出来ました。その辺の話は追ってこのページで追記していくつもりですが、
取りあえずこの復刻版BIANKAにここでは触れたいと思います。 W.A.HOYER体制になってから、HOYERはBIANKAの復刻を企画したらしいのですが、正直実際にリリースされたかどうかは不明です。 ただ、ここに写真が残っているように、その可能性はかなり高いです。上の2本と比較しても、テイルピースが70年代の彫刻入りゴールドパーツに、 それからコントロール関係はパネルではなくてボディに直にマウントされ、更にピックアップは菱形のものではなくて通常のカバ−付きハムバッカーに、 とそれぞれ変更されています。指板のインレイもブロックになってますね。幾分かコストダウンを計ったであろうことが伺われます。 |
■ SPECIAL - Acoustic - Natural ■
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■ SPECIAL - Electric - Natural ■
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■ SPECIAL - Red Sunburst ■
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■ SPECIAL SL- Red Sunburst (Electric / Acoustic) and Natural ■
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■ SPECIAL SL - Red Sunburst ■ photo courtesy of Randy Bachman
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■ SPECIAL SL - Red Sunburst ■
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■ SPECIAL - Electric Model / Natural ■photo courtesy of Banjoworld
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■ HERR IM FRACK - black ■
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■ SOLIST - Natural The Norbert Schnepel Collection■
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おまけ ■HOYER SOLIST multi-striped top & back■ HOYERの同じ「SOLIST」の名が付くものでも、時代によって仕様(というか見た目全部。カッタウェイの形状やヘッドストック、指板のインレイなんか)が、それぞれ異なっているので困惑しがちです。ちなみにソリストにはトップ/バックともに縞々(笑)バージョンまで存在します(写真左。PUとピックガードは後付けですね)。これは寸での所でGETできなかったブツです… photo courtesy of guitarquest.com |
■ HOYER GITARRE Archtop - Sunburst The Norbert Schnepel Collection■
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■ FANTASTIC - Bagpipe guitar■ photo courtesy of GB
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おまけ ■HOYER autherised dealer flag■ そんなわけでヤケになった(ってワケでもないんですけど。笑)筆者がムシャクシャして落札してしまったのが、このHOYERの60年代の正規ディーラー用に配られた旗です(笑)。ご覧のように、これはアメリカの楽器店で配られたモノのようで、筆者もアメリカで入手しました。HOYERブランドが、どのくらいアメリカに向けて出荷していたかは不明ですが、イギリスでは殆ど無名なことを考えると、やはりイギリスよりもアメリカのマーケットを意識していたことが伺えます。 サテン生地(もちろんシルクではありません)、下には紋章のようにヒラヒラが(笑)。縦1m、横65cm、ってカンジの大きさです。横はちょっとホツレ始めてきてます。今の所、有効な使用意図が全く見つかっていません(笑)。まあ、部屋に飾って、FANTASTICの件でも思い出して、自分を戒めることには役立ってますけど(笑)。 |
■ PLANET - black/gold■ photo courtesy of tubeman
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おまけ ■HOYER 32 Sunburst Finish■ これは最近eBayで売りにでたHOYER製の超ウスッペラな(笑)ソリッド・ギターです。「32」ってのがモデルネームなんですが、ソリッドなのにジャーマンカーブ!ってのが上のBIANKAなんかにも通じるマヌケな美意識バリバリで素敵です。ここだけの話なんですが、このギターがリスティングされた瞬間「久々に欲しいギターだあああ」って思ってやる気マンマンだったんですが、どうも出品者の佇まいがオカシイ… ちょっと入札さえ躊躇する程のデンジャーな香りがそこはかとなく漂っていました(笑)。結局入札せず、オークションも何故か早期終了で、その後は不明です。皆さんもオークションは注意してください。 |
■ model 29 - Red Perloid finish ■
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