Jazzgitarren - vintage German made archtop guitars

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BIANKA - Electric Model/Natural


 HOYERというメーカーは、FRANZ HOYERによって1874年の設立されて以来なんと現在まで健在のブランドで、広く大衆的な楽器を供給していたようだ。現在のモデルは公式HPで見ることができる。1945年、オーナーにARNOLD HOYERが就任以来ブランド名としてARNOLD HOYERという名を冠してたが、現在はHOYERというブランドに戻ったようだ。ARNOLDの弟、RODERICHもギターブランドを持っており、上に掲示したロゴとは別のマークを載せて(でも名前はHOYER GITARRENという名前で)ブランドを経営していたようだ。

 この写真を見てもお分かりのように、HOYERというメーカーは我々の想像を絶するような、トンデモなギターを数多くリリースしている。その多くは例のELECTRO GITARRENにて確認できるが、実物を目にすることは滅多にない。アーチトップのジャズ・ギター以外にも、折り畳みできるギターとか、サウンドホールがボディの円周全体に配置されてるギターとか、バグパイプのデザインをしたギターとか、他にもとにかくトンデモナイギターのテンコ盛りなのだ。凄スギです。呆れます。

 で、このビアンカという名のギター。有名な「GREAT GUITARS」という本の表紙を飾ったモデルです(こちらでみれます)。もう、なんと言うか、「何をかいわんや」なギターです。 子供に見せたら泣き出しそうな(笑)ギターです。エッジのゴッツいバインディングの柄もさることながら、同じ柄のエスカッションとか(笑)。別ページでHOPFのFISH SHAPEと呼ばれるへんな形のギターを紹介してますが、こちらも一応ボディの形としては、そのFISH SHAPEです。サイド、バックとも虎々のメイプルなんですが、惜し気もなく彫刻模様を入れてあります。御丁寧なことにテイルピースまでそのボディ柄に合わせてます。脱力しちゃいます。 ジギースターダスト風というか。木村健吾テイスト(笑)な稲妻サウンドホールも、もう「好きにしろ!」と投げやりになってしまうような、素晴らしいデザインです。肝心の音なんですが、予想に反して素晴らしいです。イヤ、マジです。 なんといってもこれを売ってくれた人は筆者に「お前のLANGよりいい音のギターがあるよ」と言ってきたくらいですから。「今回を逃したら、もうこのギターは買えないんじゃないか」と言われました。話8分で聞いたとしても、正直僕もそう思います。多分もうお目にかかることはないと思います。別にあってもいいけどね。

 一応、全体のスペックを書きます。PUはオリジナルは菱形のHOYERオリジナルのシングル2発が載っています。入手時は既に2ハムに改造された状態だったのですが、現在オリジナルの状態に戻してあります。 それと、塗装はどうもリフィニッシュしてあるようです。アセンブリ・プレートにも見えてますが、ジャックは今更珍しい3PINのDINプラグになってます。 ブリッジの台座はオリジナルがボロボロだったので新しいものを載せてます。ピックガードはなかったのでオリジナルと同じ形のものを自作しました。 スプルース・トップ。メイプルバック、すべてゴツい単板からの削り出し構造です。サイドもトラトラのメイプルです。



 というわけで、上にも書きましたが、写真左が入手時の状態です。長いことこのサイトにこの写真が乗っていたせいで、 ビアンカは「2ハム」だと勘違いされた方が多かったので、上の状態の写真をあらためて掲載することにしました。 エスカッションはこの改造を行った人渾身の出来栄で(笑)パーロイドが張り付けられてますね。実はこのエスカッション、 トップのギザギザにあわせて下部を削って作ってあって、それがもう見るからに大変そうなカンジでした(笑)。最近、同じことを日本のルシアの方に御願いしたのですが、 「2度とやりたく無い」とウンザリさせてしまいました(笑)。

 この時はブリッジもドイツ製の「疑似・TUNE-O-MATIC」なのですが。現状では上の写真の通り、オリジナルにもどしました。 最初は2ハムのゴツい音に慣れてしまったので、オリジナルのPUに戻すのは結構躊躇したんですが、あの菱形のシングルコイルも(例えるならP-90並に) ゴツいサウンドを持っているので、これはこれでアリだなあ、と思ってます。写真には写っていませんが、この時代のホイヤーのケースはなんと 塗装ありのツイードで出来ていて、それがマタなんというかイカシてます。ウチに取材にきた某出版者社長も、 ギターよりもそのケースを何故かベタ誉めしてました。

 蛇足ですが、何故オリジナルの状態に戻したか、と言いますと、先日アメリカの「Vintage Guitar Magazine」に取材されたときに、 どうしてもこのオリジナルの状態でこのギターを掲載させたかったからです。日本の某雑誌でももうすぐこの写真が載ると思います。お楽しみに。


 


BIANKA - Electric (Sunburst)


 ところが、一生に2度ない、と思われていたチャンスが、何故か最近もう一度やってきました。ARNOLD HOYERの最高傑作(笑)ビアンカを、もう一本入手しました!(笑)。作るほうもどうかと思いますが、2本も買っちゃうほうも、明らかにどうかしてますね(笑)。このビアンカの信じ難い程の造型美(笑)はさすがに世界的にも注目の的らしくて、ギターの歴史に関しては他の追随を許さないネット博物館、「MUSEUM OF MUSICAL INSTRUMENTS」(http://www.themomi.org/)でも紹介されています。

 さて、こちらのビアンカは、ご覧のようにサンバースト・フィニッシュなんですが、他にも上のビアンカとのスペックの相違点が見られます。それらを列記していきます。まず、ヘッドプレートの稲妻インレイの柄が微妙に異なっていますね(こちらのほうが、稲妻の先っちょに丸がついてる)。ロッドカバーの形状も違うんですが、もしかしたらこれは後から自作したものが付いているのかもしれません。

 そして最大の相違点がエレクトリック・アッセンブリーです。こちらにインストールされてるPUはいにしえのドイツ産のシングルコイルが2発です。最初はこれはアコースティックモデルで、後から突っ込んだのかな?とも考えたのですが、PUの構造や、その台座の形状からオリジナルであることが判ります。更にPUセレクター(ボディの左肩)と、コントロール類(右下)も、HOYERのオリジナルです。かなり珍しい部類のパーツなんですが、他のHOYERのアーチトップで同種の構造のものを見受けることが出来ます。ツマミはHOFNERなんかでお馴染みのティーカップノブですね。PUの金属パーツ部分も白&ゴールドなんで、それに合わせたのでしょうか。ブリッジもこれははじめてみましたが、木製部品部分の形状から、明らかにHOYERのオリジナルです。サンバースト・フィニッシュとはいえ、色の付いている部分はTOPとバックだけで、他はナチュラル・フニッシュです。上のビアンカにはないんですが、こちらのビアンカにはTOPにHOYERのロゴマークがありませね。

 いろいろ推察してみるに、ビアンカ自体は1964年頃に極数量が製造されていたことが分かっているのですがボディやパーツスペックから、このビアンカはそれより前(60年代前半?)に作られたんではないかと思われます。入手時に売り手から「コンプリート・コンディション」と言われてたんですが、やっぱり不安でした。実際ブツが到着してから、丹念にチェックしたんですが、なんとか安心できました。ネックも真直ぐ、弦高も低いです。フレットも十分残ってますし、エレキ部分も全部生きています。ただ、しょうがないんですけど、無数の小さな塗装クラックがあります(上のビアンカはリフィニッシュしてあるんで、ピカピカに綺麗ですが)。TOPに割れも発見できず、オッケーなんですが、生鳴りが上のビアンカ程にはイマイチ宜しくありません。まあ、エレキギターですし、そのへんは問題ないといえばないんですけどね。ちょっとメンテナンスを念入りにしてやろうかな、と考えております。

 スプルーストップ、激トラのメイプルサイド&バック、メイプルとエボニーの5ピースネック、エボニー指板、彫刻入りペグ、そして稲妻サウンドホールと洗濯板テイルピ−ス等、ビアンカの基本スペックは上のものとまったく一緒です。勿論ヘンテコなFISHシェイプボディwith洗濯板風の彫刻模様、奇形のジャーマンカーブとバカでかいバインディングも(笑)。


 貴重な写真です(一体誰が有り難がるか、という問題はおいといて)。1970年代初期にBIANKAの復刻に関してアレコレ論議する、 HOYER社の重鎮達の図、という写真です。真ん中のプリティなヘアスタイルのオヂサマが、ARNOLD HOYERの息子さんで、ARNOLD没後に HOYER社を受け継ぐことになったWALTER A. HOYER氏。そして右がARNOLDの弟さん、RUDOLF氏です。 実は最近RUDOLF氏の息子さんからメールをいただきまして、色々と教えて頂くことが出来ました。その辺の話は追ってこのページで追記していくつもりですが、 取りあえずこの復刻版BIANKAにここでは触れたいと思います。

 W.A.HOYER体制になってから、HOYERはBIANKAの復刻を企画したらしいのですが、正直実際にリリースされたかどうかは不明です。 ただ、ここに写真が残っているように、その可能性はかなり高いです。上の2本と比較しても、テイルピースが70年代の彫刻入りゴールドパーツに、 それからコントロール関係はパネルではなくてボディに直にマウントされ、更にピックアップは菱形のものではなくて通常のカバ−付きハムバッカーに、 とそれぞれ変更されています。指板のインレイもブロックになってますね。幾分かコストダウンを計ったであろうことが伺われます。


SPECIAL - Acoustic - Natural


 半ば押し売りのような形で(笑。そんなこといったら怒られそうだなあ)。入手することになった、念願のHOYER SPECIALのアコースティック・モデル。前回見かけた時はすんごい値段のオファーだったのですが、 今回はリーズナブルなお値段だったので、思いきって買うことにしました。SPECIALはHOYERブランドでBIANKAに続くセカンドクラスの高級フルアコ、という位置付けになります。まあ、 そうは言ってもHOYERのギター自体がすぐにディスコン(廃番)になるので、どうでもいいような話なんですが。

 でもこのSPECIALはHOYERのギターでも人気のモデルです。勿論独特のフィッシュ・シェイプの超ワイド(18インチ)ボディや、やたら長いキャッツアイ・ホール等、ジャーマン・ビンテージ・アーチトップの キャッチーなスペックを全て備えているからでしょう。更には、このギターはウルトラ・ハイ・フレイミーなメイプルを使用して作られているので、今でも高い人気なのは頷けますね。

 このギターはドイツ在住のミュージシャン兼リペアマンの方から購入したんですが、彼のセールスポイントとして(笑)、フルオリジナル(パーツの欠品、破損ナシ。実際オリジナルのセルロイド・ピックガードは 破損し易いために見ることはめったにありません。これが黒のプラ板ピックガードなら別なんですが)、更にギターとケースに当時のショップのロゴマークが貼ってある(=出荷状態、という意味らしい)ということで 「お前、これを逃したら損ずるぜ」という文句と共にセールストークを展開させられました(笑)。

 ピッカピカのミント、というわけではない状態ではありますが、筆者の大好きなDEARMONDのフローティングPUをつける為のドリリングさえ躊躇ってしまう程の、カッチョいいギターですね。 是非ジャンゴあたりに使ってもらいたかったギターでもあります(まあLEVINも確かにいいギターだけどさあ・・・)



SPECIAL - Electric - Natural


 最近またHOYERSPECIALというモデルを入手しました。一体何本SPECIALを持てば気が済むのか、自分にもわかりません(笑)。 何度見ても、何度持っても、このフィッシュ・シェイプと呼ばれるエグいボディの形状は最高です。ボディーのアッパー部分が、 演奏する際に自分の胸にツっかえる感覚が、たまりません(笑)。勿論、この独特の形状から生まれるワイドで押しのある低音も魅力です。

 こちらはファクトリー・オリジナルのエレクトリック・モデルでして、結構ボロい状態で入手しました。使用には差し支えないので。 頑張って調整(自分でできる範囲で)と丹念に磨いたことで、まあなんとかこんな状態にまで持ってきました。比較していただければお判りのように、 エレクトリック・サーキットやPUは上のBIANKAや、他のHOYERのエレキ・ギターと同じものを採用しています。コントロール部分のパネル(金属製)は、 ボディがその形状のままにパックリと大穴を開けられてマウントされており、しかもデフォルトで内部がミニジャックによってPUを結線できる、 という仕組みになっています。勿論そういったシステムは量産体制を念頭に入れたものだと考えられる訳ですが。

 楽器の基本スペックはネックの使用木材を除き、上記のアコースティック・モデルと全く同じです。上のスペシャルはネックがメイプルの3ピースで、 間にエボニーの繋ぎを入れてるわけですが、こちらは真ん中のメイプル部分の材が、多層構造(薄い板を鬼のように張り合わせた)の木材で 作られています。別項HOPFのページなんかで書いた、「EVERSTRAIGHT構造」ってヤツですね。テイルピースは(ネジ穴から察するに) オリジナルでこのビブラート・ユニット(アーム部分は失われてしまってますが)が取り付けられていたようです。このユニット、激重です(笑)。 余談になりますが、これを売ってくれた人は、同時に3ピンのDINケーブルを沢山一緒に送ってくれました。こういうのが凄い嬉しかったですねえ。 何かあってもケーブル自作できますもんね。ピックガードは最初からなかったので、最近新たに作りました(まだ付けてませんが。写真右下)。



SPECIAL - Red Sunburst


 そんなゲテモノ臭漂うHOYERブランドですが(笑)、最近もう1本、入手しちゃいました。こちらのモデルはSPECIALというモデルで、60年代初期に製造されたブツです。HOYERのSPECIALというモデルは10年弱に渡って製造ラインに乗っていたんですが、時代ごとに細かなモデル・チェンジがされていて、この掲載モデルはSPECIALの初期のモデルだと判ります。他には「FISHシェイプではないモデル」「(下に別記した)ゴージャスなSLというモデル」「エレクトリック・モデル」等、バリエーションがあったようです。色もナチュラル、赤サンバースト、黒等が確認できます。上記BIANKAとの比較でもお分かりでしょうが、類似ポイントは多々あります。エグイこのフィッシュ・シェイプや、ヘッドの形状、ペグの形状(彫刻紋様も)、エボニー指板、とまあそんなカンジです。

 で、このギターにはピックアップが搭載されていますが、これはオリジナルではなく、ファースト・オーナーが御自分でインストールされたようです。僕はセカンド・オーナーということになるんですが、入手時はPUが(ストラトのリアPUのように)斜め付けされていました。美観的にちょいと許せなかったので、僕が並行に付け直しました。ええ、スッキリしました(笑)。あと、珍しいことに(笑)このギターはちゃんとスッポリ入るHCがついてました。オリジナルHCが残って無いと、殆どHCを探すのは不可能なんですが、これは運良く入るものがあったので、同時に購入しました。

 つー訳で電気回路はオリジナルではないんですが、PUはオールド・シャーラー製(同様のPUが例のスティールPUプレートなんかにも採用されてますし、HOPF社のギターにも搭載されたりしてたようです)、ノブもいにしえのドイツ製、と、なかなかに趣深いですね。ブリッジはオリジナルですが、上記BIANKAのブリッジ同様、コロコロ回るチープなもので(笑)、こちらはスケルトン仕様ですね(笑)。トップはスプルース単板、サイド&バックはメイプル単板(バリトラですなあ)BIANKAのようなアコースティックな生鳴りを期待したんですが、こちらはそんなりいい生音ではありませんでした。よってエレキ使用でバリバリ使うつもりでやんす。



SPECIAL SL- Red Sunburst (Electric / Acoustic) and Natural


 というわけで、上にもチョロっと書きましたが、こちらが上記SPECIALの豪華絢爛ヴァージョン(笑)、SPECIAL SLというモデルです。 僕の所持品ではないのですが、今一番欲しいドイツ産アーチトップがこれです(笑)。左から、赤サンバースト/ナチュラル/赤サンバーストのアコギモデルですね。 まあ、BIANKAと上のSPECIALの丁度中間に位置するようなモデル、といえるでしょう。例の本によれば1962年前後に微量な数量だけ出荷されたようです。

 まず、左のモノは、BIANKAにも負けない程絢爛な太いバインディングは白のパーロイドです。更に、指板に注目していただきたいのですが、白パーロイド指板になってます。 で、インレイとしてエボニーを使っているという(笑)まあこれに関してはGIBSONのアコギでもそういったモデルがあったり、またクラシック・ギターの世界でも指板に象牙 (!)を使用したモデルがあったりするので、それ程ビックラするもんではないのかもしれません。エレキ・サーキットはBIANKAとまったく同じですが、独特のテイルピースや (写真のがオリジナルです)、市松紋様のバインディングなんかは、HOYERのギターでもこのモデルくらいにしか見受けられない仕様です。

 真ん中のはナチュラル仕様で、指板もパーロイドじゃなくて普通にエボニー(インレイもブロック)ですね。これはエレキ仕様になってますが、誰かがアコースティック.モデルに後からHOFNERのピックアップを付けたようです。

 そして右のは赤サンバーストのアコースティック・モデル。こちらはヘッドまで赤のパーロイドになってますね。ハデだなあ(笑)。ナチュラルのとコレは、前オーナーから買わないかというオファーを貰ったんですが、 正直無謀な値段だったので諦めました。今は双方とも、とあるコレクターさんの手に渡っているハズです。 photo courtesy of Ralf Winter (Germany) / Banjoworld (Germany) / Jonas Groth (Sweden)



SPECIAL SL - Red Sunburst photo courtesy of Randy Bachman


 このギターは、上の3本のHOYER / SPECIAL SLのウチの、一番右のギターと全く同じモノです。現所有者(Randy Bachman)が新たに写真をとって送ってくれたので、 改めてここに載せることにしました。マルチアングルからこのギターを撮影した写真は珍しいので、かなり参考になるかと思われます。 ギターの特徴に関しては、上であらかた書いてしまったことと、残念ながら筆者は所有していないので、改めてここで書くことはありません。 BIANKA同様の激レアなブツなので、これのエレキ版とアコギ版の両方持ってるRANDYは世界中の羨望の的、ということになります。

 余談ですがRANDY氏は、「次のオレのアルバムはこのギター持ってジャケ写を撮影スルゼい」と息巻いておられました。彼は世界一のグレッチ・コレクターでもあるのですが、 最近はそれに加えて59年バーストやL5等も含めた、彼のギターコレクションを紹介するサイト(http://archtop.ca)の制作に余念が無いそうです。そんなんだから、 新作の完成が先延ばしになるのにさあ、といつか一言いってあげようか、とか思います(笑)。




SPECIAL SL - Red Sunburst


 イヤッホー!とバカ騒ぎしたいところなんです。何故かと言いますと、念願のHOYERのこの幻のギターSPECIAL SLを遂に入手できたからです。ウチのHPは2002年からスタートしてるんですが、 その時から憧れてたギターだったからです。しかし、世間というものはそんなに甘くはありません。今年の頭、買わないか、というオファーを貰い、ベラボウな金額にも関わらず、 遂に決断をし、買うことにしました。前のオーナーさんはノルウェーのとあるオジイサンでした。その方が亡くなり、某プロ・ギタリストが仲介し、買うことになったのですが、金を振り込んで 60日は待たされました。もうこちらは民事で訴える準備までしちゃいました。そんなある日、イキナリこのギターは届けられたのですが(ブッキラボウな梱包で)、どうやら送り主は 「ツアーと彼女で忙しい」という理由だったんだそうです(バンドのマネージャーから証言を得てます。笑)。

 まだあるんです。遂に到着、ウッシャー、とケースを開けたら、ネックがこれまたアラー綺麗に外れてました(笑)。折れたのではなく、外れた状態だったので、 なんとかリペアはすぐ済みましたが、今度はなんと運送会社が保険を下ろしてくれません。フザケンナ。なんのための保険だよ。2度とテメエの会社は利用しない、と電話でタンカ切ってやりました。 ハッキリ言って社会保険庁並みの対応と言い訳の下手糞さにマジ辟易しました。皆さんもくれぐれも気を付けて下さい。 あ、それともうひとつ思い出しました。あくまで個人的な経験だけで言いますが、「日本のリペアマンはアーチトップのリペアにあまり慣れて無い」ことが多いです。まあギターの種目として人気薄なのは間違い無いので、仕方ないのでしょうけど。

 もうこのギターに関しては、持っていないウチから上にさんざん書いてしまったので、イザGETしたぜ、となった今となっても、正直ここに書くことはあまりありません(笑)。 弾いてみて分かったことは、HOYER製のパーロイド指板は鳴りがあまり良く無いこと。ネックのジョイントは(簡単に外れてしまったことでも判るように)結構ルーズだったであろうこと (リペアの際に、そこは修正し、補強のためにダボも打ち込んでしまいました)。筆者は他にもフィッシュシェイプの大柄なアーチトップを沢山持っていますが、それらの中でも もっとも生鳴りは悪い(笑)こと、くらいでしょうか。グダグダ言っておりますが、実は今でも嬉しくてしょうがないんですけどね。エヘヘ。

 御覧のようにアコースティック・モデルですが(写真にもチラリと写しましたが)オリジナルでスライディング式のメタル・ピックアップ・プレートが付いてました。 コンなダサいカッコのPUは付けたく無いので、すぐ外しました(笑)。今、どんなPUをつけようか、思案中です。




SPECIAL - Electric Model / Natural photo courtesy of Banjoworld


 ハイ、こちらもBANJOWORLDさんからの借り物写真です。HOYER / SPECIALの、正真正銘オリジナル・エレクトリック・モデルです。上の筆者の赤いSPECIALは前のオーナーさんがエレキ仕様に改造したわけですが、こちらはアッセンブリーが最初から付いてるモデルですね。しかも、そのサーキットは(更に上で紹介した)筆者のBIANKAのエレキ・モデルと同様のモノが採用されています。PUはポールピースがIDEALなんかで使われていた丸いヘッドのものが、さらにPUセレクタは1、2単独選択仕様(笑)のプッシュ式、そしてコントロール関係はクリクリと横回しする2Vol2Tone方式で、それぞれちっちゃなメタルプレート(上のBIANKAではパールボードだったですけど)に搭載されてます。

 実は筆者のところには結構な数のギターの写真が世界中から送られてくるようになっちゃったんですが(皆さん有り難うございます)、その中でも皆さんがやっぱり自慢の逸品として送ってくるのは、このHOYERのSOLIST(フィッシュ・シェイプ・モデル)が一番多いです。まあやっぱりインパクトありますもんね。英語圏でも発売されてたようなので、入手も(当時は)比較的難しくはなかったのかもしれません。勿論今では滅多にお目にかかれないギターではありますが。



HERR IM FRACK - black


 ノンカッタウェイのアーチットップを実は買うのは初めてでした。勿論欲しいのとか、興味あるモデルもあるんですが、たまたまコレが最初、ということになりました。HERR IM FRACK、直訳すればGENTLEMAN IN EVENING DRESS、「黒い礼服に身を包んだ紳士」の意味です。なかなかステキですね(笑)。まず目につくのは、オマヌケなFホール(デカイですねえ)と、TOPにポッコリ開いた、もうひとつのサウンドホールです。HOFNERの464のような流麗な(?)シェイプとは違い、武骨というかマヌケな(笑)穴ってカンジで。スプルースとメイプルの総単板モデルなので、生音はデカイです。ブリッジは上記SPECIALなんかでも使ってる、HOYER特有のものなんですが、サドル部分が上記のものとは違っていて、こちらは「球」ではなく「ローラー」になってます。

 で、このテイルピースなんですが、ブランドのイニシャル「A」「H」をあしらったものなんですが、これを採用しているHOYERのギターは実はこのモデルしかありません。相当な上位機種なのかも、と思うんですが、HOYERのギター歴史の中で、最も初期(50年代初期〜中期)に作られたモデルなので、なんとも言えません。17インチ弱のボディですあ、ノンカッタウェイだとデッカく見えますね。入手時にはATTILA ZOLLERのフローティングPUが付いてましたが、そっちはもっといいギターに付けようと思って(笑)今はハズしてます。ネックは完璧に真直ぐ、ウェザーチェック以外はすべて良好なコンディションです。弦高もギリギリまで低くしても全然ビビリません。フレットもオリジナル。どうやらこのギターも蔵の中で眠っていた類いのものに思われます。



SOLIST - Natural The Norbert Schnepel Collection


 こちらはNORBERT氏のコレクションからの御紹介。勿論ARNOLD HOYERは普通の(笑)アーチトップも作ってます。カタログを見れば、HOFNERに負けないくらいのジャンルの楽器を作り続けてるメーカーですから。んで、このHOYERのアーチトップは、基本的なHOYERの特徴を如実に反映した一本になっていて、HOYERブランドで最も有名なSOLISTというモデルです。ロッドが入っていることからも、60年代のモノだと推察されます。
 まず、この変な形の(笑)ピックガードはHOYER特有です。実は上記のBIANKAにも、このピックガードがついてたハズなんですが、そっちは失われてしまってましたあああああ。それと、このオメデたいような、カラフルさを誇る(笑)ブリッジも、この時期(60年代)のHOYER特有です。プラスティックのローラーブリッジなんですが、手動で(笑)一応オクターブ・チューニングできるようになってます。でも、精度低いです(笑)。ヘッドの非対称カット、キャッツアイ・ホールなんかは冒頭の「INTRODUCTION」でも書きましたが、ドイツ特有ですね。実は、特にこのHOYERのフルアコにはそれが顕著です。

 余談ですが、このテイルピース、自分が確認しただけでも4社以上のギターメーカーで採用されてます。でも、何故かドイツのメーカーだけなんです。なんでだろう・・・・・


 おまけ ■HOYER SOLIST multi-striped top & back■

 HOYERの同じ「SOLIST」の名が付くものでも、時代によって仕様(というか見た目全部。カッタウェイの形状やヘッドストック、指板のインレイなんか)が、それぞれ異なっているので困惑しがちです。ちなみにソリストにはトップ/バックともに縞々(笑)バージョンまで存在します(写真左。PUとピックガードは後付けですね)。これは寸での所でGETできなかったブツです… photo courtesy of guitarquest.com


HOYER GITARRE Archtop - Sunburst The Norbert Schnepel Collection


 こちらは上記のHOYERブランドとは一応別に設立されたギターブランドで、アーノルド・ホイヤーの弟ロデリッヒが立ち上げた方のアーチトップです。HOYER家は上でも書きましたが楽器製造一族なので、どっかで弟がヤンチャして飛び出したのかもしれません(笑)。ARNOLDのブランドにくらべると圧倒的にタマ数も人気も低いんですが、稀に見かけることがあります。楽器屋なんかではARNOLDと同じブランドと勘違いして売っていることが多いですね(笑)。こちらもNORBERTのフォト・コレクションからの御紹介になります。

 別、とは言いながら、やはり血族、というべきか、HOYERブランドの特徴は殆どこちらのギターにも受け継がれています。未確認ですが、工房は一緒だったのかも知れません。キャッツアイ・ホールやエグいアーチなんかは、もうA.HOYERまんま、ってカンジですね。ピックガードの形なんかもARNOLDのマネっこですし(笑)。出来た兄を持つ弟の苦悩、みたいなもんでしょうか。テールピースとブリッジは、多分NORBERTが新しいモノに付け替えたと思われます。一度音を聴いてみたいものです。



FANTASTIC - Bagpipe guitarphoto courtesy of GB


 自分への戒めと、「後悔先に立たず」を思い知るために、自戒の念を込めて、これを掲載しようと思います(笑)。これは1960年ころにARNOLD HOYERが作ったFANTASTICという名前のギターです。ご覧のように、トンデモナイ発想のギターです。まさしくバグパイプ・オルガンのルックスを持ったギターなんですが、その筒ボディの中は空洞で、アーチトップとは呼べませんが、ホロウボディのギターです。サウンドホールもバグパイプの模倣ですよね。バックは完全なフラットで、よく見ると左右非対称のボディのおかげで、一応座って弾くこともできるようです(笑)。テイルピースもパイプ状のオリジナル。音は・・・・想像もできません(笑)。

 で、このギターは、実は当時6本しか生産されなかったギターであることが判っています。ジャ−マン・ギタ−の中でも取り分けレアなブツです。筆者が知る限り、今2本しか存在が判明してなくて、その内の1本がこれだ、というわけです。これは先日イギリス人ギタリストがe-bayにて売りにだしたもので(彼はオリジナル・オーナーで、このギターを1960年代に実際にライヴで使用していたそうです。笑)、もう弾かないから、と売りに出しました。筆者も買う気バリバリの興奮状態で、メールでやり取りをし、終了時刻にも熱気ムンムン落札する気マンマンでいたのですが、当方の加入しているクソサーバー(一応大手なんですけどねえ・・)のトラブルのせいで、終了時刻を挿んで1時間ほどネットにアクセスできないという事故がおこってしまいました。このギターは今ドイツのコレクターさんの手に渡っているハズですが(結構安い値段で・・・・)、出品者に許可を得て、筆者にメールで送ってもらった細部写真をここに載せました。

 ちなみにもう一本は、というと、NORBERT / MUSIKKELLERの所有物になっており、そちらは「ELECTRO GITAREN」や、MUSIKKELLERのサイトで写真を見ることができます。「絶対に売らない」といってますが(笑)。そちらとこちらを比較すると、ボディのデザイン、ヘッドのデザイン、電気回路など、詳細な点で違いはあるようです。まあ、ハンドメイドで6本しか作って無いのなら、そんなのは当然あり得ることですが。さて、次ぎにお目にかかることはあるのでしょうか・・・・・



 おまけ ■HOYER autherised dealer flag■

 そんなわけでヤケになった(ってワケでもないんですけど。笑)筆者がムシャクシャして落札してしまったのが、このHOYERの60年代の正規ディーラー用に配られたです(笑)。ご覧のように、これはアメリカの楽器店で配られたモノのようで、筆者もアメリカで入手しました。HOYERブランドが、どのくらいアメリカに向けて出荷していたかは不明ですが、イギリスでは殆ど無名なことを考えると、やはりイギリスよりもアメリカのマーケットを意識していたことが伺えます。

 サテン生地(もちろんシルクではありません)、下には紋章のようにヒラヒラが(笑)。縦1m、横65cm、ってカンジの大きさです。横はちょっとホツレ始めてきてます。今の所、有効な使用意図が全く見つかっていません(笑)。まあ、部屋に飾って、FANTASTICの件でも思い出して、自分を戒めることには役立ってますけど(笑)。


PLANET - black/goldphoto courtesy of tubeman 


 え〜・・・(笑)、バグパイプなギターとか、サウンドホールだらけのギターとか、折畳みギターにくらべたら地味な(笑)部類には入りますが、こちらも60年代ARNOLD HOYER時代のトンデモないデザインのアーチトップ。PLANETという名前のノン・カッタウェイ・アーチトップです。まず、サウンドホールが流星シルエットですね(笑)。それに並んで、ボディ・トップには金色のペイントでオ〜ホシサ〜マ〜キ〜ラキラ〜。ええ、勿論オリジナルデザインですよ。それからテイルピース。なんで?何故か、!カックイー。素敵すぎます。ピックガードとヘッドプレートがこれまたお洒落で、ビカーンと光っております。そのピックガードやヘッドまわりのみならず、ボディのバインディングもデーハーなチェーッカー・バインディングがこれでもかと巻き付いておりますね。

 BIANKAやソリッド・ギターにも採用されている菱形のPUが搭載されていることや、ブリッジの形状から、このギターも60年代前半くらいのモデルだとわかります(実はHOYERもギターに名前が付けられているモデルは、そう多くありません。名前のついたモデルが発表されたのは大体60年前後の数年間に集中しています)実はこのモデルはHOYERのカタログにさえ記載されて無いモデルなんです。ただ、ヘッドにモデルネームがあることからも、カスタムメイドではなくてレギュラーラインであることは推察されます。実際目で見たことはないんですが、HOYERは他にも「PLAYBOY」とかいう名前のギターがあるんですが、BIANKAやらFANTASTICやらPLANET、なんて期待せざるを得ないようなモノが多いんで、いつか是非みたいもんですねえ。



 おまけ ■HOYER 32 Sunburst Finish■

 これは最近eBayで売りにでたHOYER製の超ウスッペラな(笑)ソリッド・ギターです。「32」ってのがモデルネームなんですが、ソリッドなのにジャーマンカーブ!ってのが上のBIANKAなんかにも通じるマヌケな美意識バリバリで素敵です。ここだけの話なんですが、このギターがリスティングされた瞬間「久々に欲しいギターだあああ」って思ってやる気マンマンだったんですが、どうも出品者の佇まいがオカシイ… ちょっと入札さえ躊躇する程のデンジャーな香りがそこはかとなく漂っていました(笑)。結局入札せず、オークションも何故か早期終了で、その後は不明です。皆さんもオークションは注意してください。



model 29 - Red Perloid finish


 1960年代、ドイツのギター・シーンにもソリッド・ギター/エレクトリック化の余波が押し寄せるわけで、勿論各社がソリッド・エレキ・ギターの開発に乗り出しました。 ホイヤーは1962年に初めてのソリッド・ギターを発売しますが、それがこの「モデル29」です。先に上に「モデル32」を載せてしまいましたが、その元となったギターが、 この「モデル29」というわけですね。最初に出た、というだけあって、その構造には荒々しさ(笑)が各所にあって、ニヤニヤしてしまいますね。

 まずこのシェイプですが、ナショナル/エアラインのあのヘンテコなシェイプをコピーしたのかしらん?とか想像しましたが、やはりそうではなさそうです。 何ゆえこれ程薄っぺらいのかは不明ですが、エレクトリック・アセンブリは上にある同社のBIANKAやSPECIALなんかと同じ物を採用しているあたり、 まず先にアセンブリありき、として開発されたのかも知れませんね。勿論ブリッジも固定式ではなく、おいてあるだけです(笑)。

 もうドイツ製ギターをいくつか御覧になられた方なら驚きはしないでしょうが、ボディのトップとバックは赤のパーロイドが張り付けてあります(笑)。 ただ、写真でもわかるように、光り輝くパーロイド素材でも、こういう色とこういう模様だと、それほどハデハデしいカンジではないですね。 それよりも何よりも、一番の驚愕の構造はネックジョイントでして、実はボディには直接マウントされていません(!)。裏にある鉄板プレートがボディにネジ止めされ、 そこに何とボルト1本でネックはマウントされています。黒いネジを外せば、ネックはボディから簡単に取れてしまいます。大丈夫なのか、こんなんで(笑)。

 ビブラート・ユニットはホイヤーのオリジナルですが、あまりにもマヌケなので、いつかビグスビーに替えたいと思ってます。エボニー指板、 多層ラミネイトのネックはミディアム・スケール。ボディはおそらくメイプル材で、こんなに薄いですが結構重量感はあります。 実はパーツ取り用に格安で入手したギターですが、しばらく弾いているウチにバラすのがすっかり惜しくなってしまいました(笑)。 最近判ったのですが、このモデルには黄色いパーロイドのモデルがあること、白ではなく、黒いピックアップ(形は同じ)のバージョンもある、ということが とある方からのメールで判りました。ウチのHPではなかなかないのですが、ビザールらしいビザール・ギター、てカンジですね。




 おまけ ■HOYER FACTORY 1950s■

 こちらは50年代のARNOLD HOYERのカタログに掲載されていた、HOYER工房の内部の写真です。50年代当時、こんなカンジでギター製作は行われていたんでしょうか。 なんと麗しき女性がバフリングしてる姿を拝見できます。左の写真中央で、黒いアーチトップ(HOYER MEISTER KLASSE)のチェックをしてるハゲのオッサン(失礼)が、 御大ARNOLD HOYERさんです。彼がこの工房で、凡人には及びもしない奇抜なアイデアを生み出していた訳ですね。ちなみに、なんと1950年代中盤に、 真空管アンプとアルニコ・スピーカーを内蔵したアーチトップの開発に熱中するARNOLD HOYERの写真、というものが存在します。もちろんこの工房での写真です。 いつかここにアップしたいと思います。





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