Jazzgitarren - vintage German made archtop guitars

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Committee (acoustic model) - Natural


 ドイツで一番有名なギター・ブランド、HOFNERですが、そのモデル・ラインは多岐に渡ります。ここで詳細を書くにはあまりにスペースもなく、また素晴らしいサイトが海外にあるのでそちらを参照して下さい。 オフィシャルのHOFNERのページは現在こちらですが、ここで過去のモデルを殆ど写真で紹介してます。小さな写真ですが。 また、イギリスに「STEVE RUSSELL'S VINTAGE HOFNER SITE」という有名なHOFNER研究サイトがあり、また、 かの「Electro-Gitarren」の本と同じところからHOFNERの研究本が出てます。興味もたれた方は参照してみてください。

 で、このギターは、ドイツ流通用ではなくて、主に海外輸出用に製作されたラインのものです。ドイツ・ラインのモデルは数字3桁の名が付きます。海外用モデルはこのCOMMITTEEのようにニックネーム」が付きます。 完全に同じ仕様のギターでも呼称と細部を変更することで、差別化を計っていたようです。HOFNERのギターでもっともレア&高人気なのがGOLDEN HOFNERと呼ばれるモデルなのですが、 それと同じくらいこのCOMMITTEEも人気があります。時代によって形状が変わるのですが、なんと言ってもこのトンデモナイ(笑)ヘッドがやはり人気の秘密でしょう。このギターはシリアルとヘッドのデザインから1958-59の2年間に 作られたモデルだと分かります。エレキ仕様も出てましたが、こちらは純然たるアコースティック・モデル。

 入手後、既に失われていたテイルピースはHOFNERの別のもの(ちなみにこれをEscutcheon=紋章モデルと呼ぶらしい)を別途入手し付け替えた。こっちのがオレの好みなもんで(笑)。 オリジナル・テイルピースはHarp-formと呼ばれる「琴」をモチーフにしたもの。オリジナルはクリアのピックガードがあったハズだが、既にない。ブリッジは後のエレキ化改造(フローティング搭載予定)を考え 新しいメタルブリッジに載せかえた。表面上このギターは大変キレイな状態なのだが、よ〜くみるとアチコチに改造/修復の痕跡がある。だから安く買えたんだけど。ちなみに英国の元インディー・パンク野郎、現大学教授(心理学者)から譲ってもらいました。

 さすが有名なHOFNERともなると、世界中で研究がされてるようで、このヘッドのロゴのうえにチョコンとのってるマークをミッキーマウス・スタイルと呼ぶそうだ(笑)。俺にはどうしても「どこいつ」の カエルキャラにしか見えないけど(笑)。このモデルは派手ハデなバーズアイのサイド&バックで人気があるのだけど、正直筆者的には気持ち悪い。これをヨシとしたのは誰なんだ? バックにはGOLDEN HOFNER、COMMITTEE、そして現在もJAZZICA等の HOFNER高級フルアコラインにのみデザインされる変なクローバーみたいな模様も入っている。その模様といい、ポジションマークやヘッドのデザインといい、なんつーか、HOFNERのクラシカル・ヨーロピアン・フローライン趣味は、 骨太な印象のドイツ・メーカーにあって、逆に異彩とも言えるんじゃなかろうか? 17.5インチの巨大ボディに似合わないような、少女趣味ですな(笑)



Committee (acoustic model) - brunette The Norbert Schnepel Collection


 こちらも、上記と同じ、HOFNERのCOMMITTEEです。あまり芸がなくてスイマセンが(笑)同じく58-59モデルで、違いは色だけです。こちらはNORBERTのコレクションからの紹介となります。 このカラーはブルネット(BRUNETTE)と呼ばれるサンバースト・フィニッシュで、ナチュラル・フィニッシュ同様人気があります。

 勿論フルアコ・マニアにはナチュラルのほうが一般的に人気があるのですが(木目が露になるので、上質かどうか見極め易い、という話なんですが、ホンマでしょうか?)、 ヨーロッパでは一概にそうは言えないっぽいですね。HOFNERに関してはこのBRUNETTEフィニッシュは「上品だ」ということで、取り分け人気があります。 筆者のCOMMITTEE同様、こちらもオリジナルのクリア・ピックガードは紛失してしまっている模様。テイルピースは、これがオリジナル(HARP FORM)です。 しかし、こちらはピカピカですなあ。ポリッシュ上手いなあ(笑)。俺のなんざ、半艶消し状態(笑)。

 上で書いた通り、バツグンの人気No.1を誇るGOLDEN HOFNERにはBRUNETTEフィニッシュは存在しないので、そういう意味でもCOMMITTEEに高い人気が集まるのも頷けます。 ドイツ産のギターを本サイトでは沢山紹介していますが、やはり世界的な評価を鑑みるに、HOFNERのブランド名ってのは、やはりデカイですね。 イギリスには有名なHOFNERコレクターがいて、彼はその愛の大きさのあまり(?)現在HOFNERに就職してしまった程です(彼はそれまで世界的に有名なHOFNER MUSEUMを主催してました)。 やはり、ビートルズ・・・・なんですかねえ?・・・・・



Committee (electric model) - natural


 54年に製造か開始されたヘフナーのこのCOMMITTEEですが、このモデルは3回のモデルチェンジを経て出たもの、ということになります。 製造時期は1960年のもので、上の2つのCOMMIITEEの後のモデル。製造期間は1960-1963年まで、ということがわかっています。その後は下のようなモデルになるわけですね。 この時期の特徴は、ネックに待望の(笑)トラスロッドが使用されたこと、それに伴いネックの厚みがややスリム化されたこと、 それとこの掲載ギターには当てはまらないんですが、シンライン・モデルがシリーズに加えられた、ということがあげられます。

 さて、実は最近海外でファン垂涎のGOOLDEN HOFNERがオークションに登場しました。さすが有名なだけあって、実は同時期に出品されたこのギターには、 誰も見向きもしてなかったようで、アッサリと入手することが出来ました。エヘヘ。ちなみにそのGOLDERN HOFNERのほうは、筆者の知る限り過去最高の値段がついて、 落札されていました。正直、このCOMMITTEEが4本は楽に買えてしまう値段です。バインディングとテイルピースが違うだけのギターなんですが(笑)。

 で、このギターの説明に参りましょう。ご覧のようにエレクトリック・モデルで、これ以前のCOMMITTEEのエレキ版には黒いバータイプのシングルコイル・ ピックアップが搭載されていたんですが、1960年を境にこの所謂トースター・タイプのピックアップに変更されています。この仕様変更は同時期の他のヘフナー・ エレキギターにも当てはまり、CLUBシリーズなんかでも同時期に同様の変更が確認できます。
 このギターは完全レストア済み、という売り文句で入手したので、上のCOMMITTEEなんかに比べて演奏性はバッチリです。残念なことに、HOFNERのロゴ (ボディTOPにあるハズの)が消えてしまってますが。アセンブリーも、フレット関係も、ネック角度も完全に直されていて、もう弦高をベタベタに低くしてもNO問題。 木材フェチな方には大人気の(笑。でも俺個人的にはどうでもいい)バーズアイ・メイプル。グロというよりは、もうなんつーか地球外生命体の肌かよ、とか思ってしまいます。

 オリジナルPUもバッチリです・・・・ですが・・・出力がヘタレです(笑)。CLUBを弾いたときにそれは分かっていたので、しょうがないんですけどね。 まあ、昔のエレキギターの実力ってのは、そんなもんですよね。



Committee (electric model) - natural photo courtesy of Banjoworld


 あまり同年代のCOMMITTEEばかり載せるのも芸がないんで、別な時期のモデルをのせようと思います。こちらもBANJOWORLDさんからお借りした写真です。 こちらは63年から64年の間に製造された特徴を持つモデルで、実はこの時期からCOMMITTEEに合板を使用したモデルが存在するらしいです。が、 そこらへんはナンバーやなんかでは判別不明で、実際にブツを手にしないと判らないそうです。64年モデルの特徴としては、 ヘッドの豪華なデザインが失われてしまったこと、ミッキーマウス・インレイは生きていること。ロッドがあること。エレキ版とアコ版で、 やや大きさが異なること(エレキ版のほうが若干デカイ)。ペグヘッドもシンプルな丸パーツになったこと、といったところです。

 ご覧の様にエレクトリック・ヴァージョンで、搭載されたPUは他のHOFNERのギターや、HOPFのEXPLOLER、KAPAのセミアコに至るまで、 ありとあらゆるドイツ系ギターに搭載されたピックアップです。ビグスビーもヨーロッパ仕様なので、オリジナルと思われます。 これ以前にもエレクトリック・モデルはあったのですが、その頃は黒いカヴァーのついたシングルのPUが2発(丁度同時期のCLUBシリーズのギターに搭載されたものと同じ) のっていました。その辺でも時代を読むことができます。

 ちなみに、65年以降、ミッキーマウス・インレイもなくなり、テイルピースも紋章タイプ(一番上の筆者のCOMMITTEEにあるようなブツ)になります。 そして69年、COMMITTEEは製造中止になるわけです・・・・ジャンジャン。



Club 60 (Early electric model) - natural


 いままで何度か触れる機会は合ったのですが、どれもベラボウな値段だったので、入手は躊躇していたギターです。最近ちょっと安く売りに出てたので、 HPの更新ネタに、ということもあって(笑)、思いきって買ってみました。初期モデルのCLUB 60です。 ナチュラルであることと、初期型のリップスティック (とはいってもSRVとかダンエレみたいなアレじゃありません)PU搭載の50年代後期モデルです。コントロールパネルは上のCommitteeと同じ、 フロントのVol、リアのVol、ベースオン・スイッチ、トレブルオン・スイッチ、そしてリズム/リード・スイッチです。(最後のスイッチはPU切り替えではなくて、 温良を減衰させるスイッチです)。

 売り主から「状態最高!」と、まるでHERO'Sの某チャンピオンのようなセリフを聞かされてましたが、正直いってあまり芳しい状態ではありません。 ネックの角度のせいでリアPUに弦がぶつかってしまうという致命傷があるので、これはなんとか直さなくてはいけません。ネックは真直ぐなので、 差し込み角の修正をしないといけないんですが。金がかかりそうで困ってます(笑)。

 ビグスビーは(入手時はB6を強引にカットしたものが乗ってた。笑)新たにB3を入手し搭載。電装関係はまったく問題がありません。 ペグは新しいものに既に交換されてます。というわけで、オリジナリティもあまりなく、あとはバッチリ直してジャカジャカ弾きまくるためにあるギターですね。 これでロカビリーとかやったら面白そう。でもショートスケールてのは、筆者にはいつまでたっても苦手です。このギターを掲載したら、 本来はビートルズの話をするのが王道なんでしょうが、いい加減こちら的には飽きてしまったので、それは他の機会に譲りたいと思います。 CLUBシリーズは40、50、60、70と種類があるのですが、一番ゴージャスなのがこの60です(70は発売が随分あとだったこともあって、 全く人気もなく、仕様もダサいものになってしまいました)。このClub 60がHOFNERのギターでは日本で一番人気のギター、てことになるんでしょうね。多分。



MODEL 464 - Red Sunburst


 HOFNER(ホントはOの上に点が2ケつく。日本語OS対応なので、ここでは御勘弁)は、最も世界に知られるドイツの楽器メーカーだろう。 ポール・マッカートニーのせいで、バイオリン・ベースは「ビートル・ベース」の称号で世界に親しまれている。まあ実際はHOFNERは古くからある楽器メーカーであり、 バイオリンやコントラバスなど、弦楽器の制作で19世紀から有名であり、ドイツ最大の楽器メーカーでもある。 が、いかんせんビートル・コレクター以外には、殆ど無名。何度も生産をストップしながら、何年かに1度復活し、新しいモデルを今でも発表している。

 この「MODEL 464」はデコラティヴなピックギターだそうで(笑)。正直HOFNERのフルアコはそんなに作りがしっかりしてるわけではないので、 そのうちピエゾのマイクでも追加インストールしようかと考えている(追記:FISHMANのピエゾをその後搭載しました。あんまり・・・な結果でした。生音のほうが全然いい。やっぱマグネットつけようかしら・・・涙)。 バックとサイドは単板メイプル。トップは単板スプルースで、このモデルはこのワインレッドのサンバーストのみ。オリジナルはホワイトパールのピックガードが あったハズだが、入手時点で既になかった。ドイツのフルアコでときどき見かける、この変わった形のホールはsickle shaped(鎌形) F-holeと呼ぶらしい。 このモデル464は1954年から1968年まで製造されたが、ヘッドのデザインとペグの形状(クラシックギターなんかに使われる、径の大きい白プラスティックのヤツ) から、1950年代中期のモデルだとわかる。8層のバインディングとポジションマークは、ウザイほどに(笑)デコラティヴな主張。トップのひし形ト音記号ホールは 正直意味がないと思うが、まあヘッドとの組み合わせでのトータル・ファッションなんスかね。セルマー経由で海外にも出荷されたようだが、そちらはどうも ヘッドのデザインが変わっているようだ。ネックのリセット痕あり、1弦ペグのプラスティック部分欠け、5弦ペグのつまみ変更。結構ボロい。



MODEL 458 - Black


 こちらはオーソドックスなフルアコ・スタイルだが、モデル458の名で呼ばれるピックギター。全く同じスペックで457というモデルがあるのだが、 そのブラック・バージョンに458というナンバーが付けられ区別された。カッタウェイのないモデルは1961年から1968年まで、カッタウェイ・モデルは1961年から 1966年まで製造された。ボディの肩にレイアウトされたロゴマークと、トラスロッドがあることから、このモデルは60年代中期のモデルと推察される。 今はHOFNERの伝統的なブリッジを付けてあるが、出荷状態では別な(もっと安ッチイ普通の)ブリッジがつけてあったハズ。 こちらも白パールのピックガードがあったハズだが、既に失われている状態で入手した。現在はペグをGOTOHのものに付け替えて使用中。 上記464とちがい、こちらはラミネイトの板を使用。音はカラリとしてるがスカスカ感もあり。あまり丁寧な作りとはいえないですねえ(笑)。
 このギターはイギリス人から譲ってもらったのだが、実は彼がこのギターに付けてたピックアップが欲しかったのだ。結局本体もまとめて格安で 譲ってもらったのだが、チャチな割には使い勝手のよさそうな本体も、手を加えて(つーか入手時はボロボロだった)使ってやろうか、と愛着が 降って沸いた次第。最近別なプレート型の3PU(ARISTONEのロゴが入ってるけど、多分SCHALLER製)を取り付け、自前でできる限りは補修しました。




MODEL 458 - Black (Non-Cutaway)


 さて、最近またHOFNERの458を買っちゃいました(溜息)。そんなに入れ込んでるわけじゃないのに、何故買ったのか、それは爆安だったからです(笑)。 上記458はカッタウェイがありますが、こちらはノンカッタウェイ・モデルです。スペックは、上の458とほぼ同じ。ラミネイト・メイプルのボディ、黒フィニッシュのみ、 ローズ指板、ということろでしょうか。そんなに悪くない音ですが、そんなにいい音でもありません(笑)。

 上の458との違いは他にもあります。まず、このギターは1950年代に製造されたモデルで、トラスロッドがありません。また、ヘッドのインレイが (上のは白パール&ローズなのに比べ)こちらは白パール&黒のヘッドインレイになってます。また、ロッドの影響なんでしょうが、こちらのほうがネックが太いです。 更に、金のHOFNERロゴの入る位置が違います(ブリッジ付近に)。そして、テイルピースにはKH(Karl Hofner)のロゴマークが、金属で付けられています。 このロゴ、小さいですが、なかなかイカシてます(笑)。バイオリンメーカーの意地、ってカンジ?(笑)。

 ところで、このギターはほぼジャンク状態で入手したのですが、ネックはまっすぐだし、塗装もかなり綺麗なママだしで、いうことありません。 当方で「ペグをGOTOHのに代えた(元のはボロボロだった)」、「ピックガード(HOYER製)をつけてみた」、「MELOのフローティング・ピックアップ (実は元からこのギターについてましたが)を付けた」「HOFNERの60年代のブリッジをのせた(入手時はブリッジナシでした。笑)」と、手を加えてあります。 やっと、マトモなギターとして演奏もできるし、見栄えもするカンジです(笑)。このMELOのPUに刻印されてるマークは、なんなんでしょうか(笑)ネコですか

 ボディは上のと同じで16インチ。小振りですね。見たカンジそっくりなHOYERのHERR IN FRACK(17インチ)を持っているだけに、余計そう感じるのかも。 MELOのPUを入手したのは初めてですが、まあ悪くはないスね。PUもそろそろ単体でページを作ったほうがいいかもしれません。色々面白いのもありますし。 関係ナイですが、ボディのバックにモアイ像の顔みたいに見えてるのは、心霊でもなんでもなくて、ウチの部屋の棚です(笑)。スイマセン。




lute guitar - laute gitarre


 勿論ゲテモノ趣味の筆者なので、このギターにはビビビときちゃったわけで(笑)。アーチトップじゃないですけど、まあJAZZ系のギター(ホントは違うけど)ということで、またしても番外編です。お許し下さい。 HOFNERは19世紀からある会社なので、勿論こういうクラシックな、文字どおり19世紀ギターなんかも出してたわけですが、このリュート・ギターはおそらく戦後の製作だと思われます。 リュート・ギターはルネッサンス期のクラシック音楽で使われた、文字どおりのクラシック・インストゥルメントなわけで、勿論当時はモノホンのガット(羊の腸)の弦を張ってたわけですね。 ですがこのギターはクラシック・ギター用にリアレンジされた、現代版リュート・ギターと言えると思います。

 通常10弦(5コース)や8弦(4コース)等がリュートではメジャーですが、これは6弦6コース、つまり現代クラシック・ギターと同じです。スケールも620mmで、通常のチューニングで演奏できます。 リュートはほとんどがスキャロップド・ネックなのですが、これも一応スキャロップされてます。ほんのちょっと(笑)。フレットは通常のギターとは異なり19世紀ギター等でよく使われた角形フレットが採用されてます。 ヘッドの装飾、ホールの装飾等、どれもリュートとしてはシンプルな(!!)ほうです。トップはスプルース。バックはバリ虎のメイプル。ブリッジはピンホールなのですが、勿論鉄弦は使いません(笑)。 ゼロフレットが打っているあたりも、コンテンポラリー(笑)な作りですね。

 筆者がこれに興味を持ったのは、勿論ドイツ/HOFNER製ということもあったのですが、筆者がバーデン・パウエルと共に敬愛するボラ・セチというブラジル人の黒人ギタリストが、アルバム・ジャケットでこれを持っている姿を見たからなのです。 彼の持っているリュートも通常チューニングのできる6コースのリュートでした。南米はアルゼンチン等スペイン系の国でギター製作も盛んなようですが、 南米のクラギはスゲエ彫刻がバリバリ入ったものが多くて(バーデンもそういうギターをメインにしてましたね)、そこがウキウキなのです。ましてやこれはドイツ製。そらあ、ドイツギターとボサノバを愛する筆者は、買わざるを得ない。というか 買えと言ってるようなギターだ、と思いました(笑)。本格的な素晴らしいリュートの音、というわけではないのですが、ショボいキッチュなサウンドも気に入ってます。


<おまけ> 写真左■HOFNER AD (1969)

 これはアメリカの雑誌に掲載された楽器店の広告なんですが、HOFNER特約店だったらしく、当時のHOFNERのアコギ関連のカタログになっている広告です。 ご覧のように、ジャンボ・タイプ、クラシック・ギター、12弦ギターに混ざって、上記リュートにそっくりな(でも別モデルの)リュートギターが掲載されてました。 当時の価格で210ドルと値付けがされてます。

<おまけ> 写真右■HOFNER FLATBACK LUTE GUITAR

 で、そのフラットバック(というか、まるで船底ですね。笑)タイプのHOFNERのリュートギターがこれです。このリュートはボディ最下部のロゴやホールの装飾などから廉価モデルだということが判ります。 ですがヘッドの彫刻やブリッジのパーツなんかは上記と同じスペックなので、まあそんなに価値に差があるとも思えません。 上記広告と併せて、僕のHOFNERリュートも1960年代後半の製造、と推測されます。


MODEL 175 - black/gold color


 最近、ソリッドを1本入手しました。見た目はグロいんですが(笑)、実はHOFNERのギターの中では最も有名な部類に入るギターです。 ソリッドのシリーズは100番台のナンバーが名前に付けられてますが、この175と、次の176は、セールス的に成功を収めたモデルだからです。 176のほうには「GALAXY」というニックネームが付けられてますが、そちらも殆どこの175と仕様的には変わりません。 ミュート・ユニットとトーン回路が加えられただけの違い、ということになります。イタリアン・デザインの流れなのか、チューリップ型のマシンヘッドも人気ですね。 でも精度的に、最悪の部類ですけど(笑)。

 さて、話をこの175に戻しましょう。このシリーズは「ビニールカバー・コーティング」(ようは塗装の代わりにビリールが張ってある)で有名ですね。 ビニールじゃない、サンバースト塗装のモデルなんかもありますが、HOFNERっつったらやっぱこのヘタレこの上ない(しかも破れ易い。笑)ビニールですよね。 しかも、モデル175と176にはレア・カラーと呼ばれる豪華絢爛バージョンが存在します。それがこのモデルです。 ネックはヘッドとポジションマークに赤いパーロイドの装飾が施され、ピックガードも同様の紋様になってます。つーかなによりボディの柄! レア・カラーにはここに掲載した「黒に金の模様」のものと「赤に金の模様」があります。 ウワサでは「黒に銀」というカラーリングもあるらしいですが、確認できてません。 一応欧米人にとっては「サイケデリック・パターン」と見受けられるようですが、どう見ても日本人の筆者にとっては「唐草模様」にしか見えません(笑)。

 スイッチ類は3PU各々のVOLUME、マスターVOL、セレクタ・スイッチ(各々と、全部MIX、の4点スイッチ)、リズム/リードを切り替える(様は音量が若干変わるだけなんですが、 ハイパス回路通ってるような気がします)スイッチ、以上です。実は、このギターは、多分生産されて以降、殆ど演奏された形跡がありません。年代相応の汚れとガリは勿論あるんですが、 フレットや内部やネック塗装、ボディのビニールなど、殆ど新品状態でした。一応喜ばしいことではありますが(安かったですし)、 筆者がじゃあバリバリに演奏するかといったら、正直微妙です(笑)。


<おまけ>
■HOFNER 176 (Galaxy) - red/gold

The Norbert Schnepel Collection

 上でちょっと書きましたが、こちらがヘフナーのソリッド・ギターの大成功作品(?)、モデル176、別名GALAXYの、レアカラー・ヴァージョン、赤金カラーです。 175との仕様の違いは、コントロール関係(PU上に各々のON/OFFスイッチが追加/Volポットの位置が下に変更)のみで、他は殆ど175と同じです。

 おぼろげな記憶なんですが、ちょっと前にこれと同じギターが日本の中古楽器屋さんで18万弱、という凄い金額で売られていたハズです。 しかも売れてしまっていることを考えると、日本にもヘフナー・コレクターというのはちゃんと(?)存在しているんだなあ、と判りますね(笑)。 しかし、DYNACORDのアレといい、これといい、ドイツ人は派手好きですね(笑)。



MODEL 459 - sunburst color The Norbert Schnepel Collection


 HOFNERといえば、何度も書いているように、圧倒的にヴァイオリン・ベースなわけですが、筆者には全く興味のない楽器でして(笑)、あんなにバランスも悪くて ダセえルックスのベースのどこがいいんだ、とかつまらないグチも言いたくなってきます。そういう訳で、このギターも筆者的にはダサい部類に入る(笑)わけですが、 資料的価値としては、結構面白いかな、と思い、載せることにしました。

 モデル459とナンバリングされたこのギターは、勿論ドイツ製造ラインのものです。500/1(ヴァイオリン・ベースの正式名称)の成功に伴い、HOFNERがリリースしたギター版がこれです。 正確には、459には2種類あって、ここに載せたノーマル・バージョンと、459SUPERと名付けられたゴールド・パーツのヴァージョンがあります。

 HOFNERのギターでは、ジョンやポールやジョージが使ったことで、CLUBシリーズ(レスポール・シェイプのホロウ・ギター)が有名ですが、こちらは「二番煎じ」のクセにそんなに有名ではありません(笑)。 “ヴァイオリン型のギター”というアイデアは、ビートル・ベース以前から現在に至るまで、多種多様な試行錯誤が繰り返されてきましたが、未だにバッチリなものにお目にかかったことがありません。 飛鳥モデルなんてのは、酷い部類に入ると思いますし(笑)。 実は筆者もひとつ、ヴァイオリン型ギターを自作してみたんですが、まあまあ、というところでしょうか。そんなに悪くはないとは思うんですが、バッチリ完璧なデザインとは我ながら思えませんでした(笑)。




461S / 465E2 / 465S The Stefan Mueller Collection


 筆者が持っていない、HOFNERのアーチトップを3本御紹介します。いずれも、ドイツのコレクター、ステファン・ミューラーさんのコレクションです。 まず。左の黒いアコースティック・アーチトップは、モデル461というコードネームで、ヘンテコなサウンドホールとファンシーなルックスで有名なギターです。 ネック下のアディショナルサウンドホールは円形で素っ気無いですが、Fホールは「dancing seal f-holes」(命名:Mr Stephen Candib/Vintage Guitars Info) というワケワカメなデザインですね。どうやら17世紀のヴィオラにこうういうサウンドホールがあるらしく、それを真似たという説があります。 16インチの小振りなボディで、ラミネートのスプルーストップ、ラミネートメイプルのサイド&バック、という仕様です。50年代中期の製造です。

 隣のエレクトリック・アーチトップは465E2(数字3ケタのモデルナンバーの後の「E」はエレクトリックを、「2」はPUの数を示します)です。 また、右のアコースティック・アーチトップは同じ465のアコースティック版で、ボディ・スペックは全く同じです。なんと珍しいことに、 この465というモデルは(写真でお見せできないのが残念ですが)サイドとバックにローズウッドを使用している、という希有なスペックなんです。 是非音を聴いてみたいところですねえ。ローズウッドでアーチをかけるのが大変そうだなあ、とか余計なことを考えてしまいます。 エレクトリックのほうは60年代の、アコースティックのほうは50年代後半の製造です。蛇足ですが、ファンシーな指板のインレイワークは、 有名なCLUBモデルと同じものが使用されてますね。16.5インチのボディ幅、スプルース単板トップ、エボニー指板、ヘッドのインレイも有名なリリー&ヴァイン柄。 結構高級モデルとして作られたことがわかります。ちなみに、HOFNERにはサペリ・マホガニーのサイド&バックを持つ 463というモデルもあります。そちらはこれまたファンシーな象眼バインディングが素敵なモデルです。いつか、こちらで御紹介できたら、と思います。



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