Jazzgitarren - vintage German made archtop guitars

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DYNACORD Cora - Red/Gold ■


 JAZZ GUITARではないんですが、あの「ELEKTRO-GITARREN Made In Germany」でも大々的にフィーチャーされていた、トンデモナイすげえドイツ産ギターを御紹介。 DYNACORDといえば60年代以降ドイツを代表する音響機器メーカーとして、永年に渡り有名な会社なのですが (日本にも結構輸入されていたようですね)、 60年代にヒットしたギター・アンプからの流れなのか、当時数種類のエレキギターも発売していました。その殆どは335スタイルのセミアコなんですが、 こちらはソリッドです。 恐らく全部で100本も製造されていないだろう、と言われているギターで、 ドイツはもとより世界中のビザール愛好家が血眼になって探しているギターです。筆者も英国の楽器屋で、相当な金額で買いました(つーかイギリスはベラボウにギター高いッスよねえ…)。

 えー、本題です。CORAという名前のギターですが、愛好家の間では「TUBE GUITAR」として親しまれているようです。 こちらは赤いボディにゴールドのメッキが施された金属パーツが眩しい(とはいえ、ご覧のように随分色褪せてますが・・・)モデルです。 この赤金のカラーリングのモデルは30本しか作られて無いというウワサもあります。 3PUそれぞれのON/OFFスイッチと、VOLUMEコントロール、セレクタスイッチと、無駄に多い(笑)スイッチ類もケバくて最高ですね。 3PUそれぞれの「オン/オフ」「セレクト」「トーン」 そしてマスターボリューム、というスイッチ構成です。ジャガー/・タイプのトレモロユニットはこの時代の流行か。あのバカバカしい(別項参照)ミュートパーツは欠品のようです。 電気メーカー入魂の(?)DYNACORDオリジナルPU三連発! ですが、カチカチピックがあたって弾きにくいです(笑)。回路も基盤なんか使いやがって!修理すんの大変です・・・ ネックは極太。ショートスケール。ヘッド落ちはしませんが、ボディバランス最悪(笑)。プレイヤーにはオススメできません。ストラトシェイプのヘッドですが、角度の付いた形状なので、 テンションユニットは不用。ですが、繰り返しになりますが、プレイヤーにはお勧めできません(笑)。




DYNACORD Cora - black/nickel The Norbert Schnepel Collection


 さこちらはNORBERTのフォト・コレクションからです。同じDYNACORDのCORAですが、黒/銀のカラーリングのモデルです。 やはり相当レアなタマらしく、筆者も過去2度程発見したことがありましたが、 いずれも寸での所でGETできずにおりました。ずいぶん昔の話なんですがMUSIKKELLERにこのギターがストックされて、 筆者が「ウソ!マヂ?」と思ってメール出したら「今朝売れちゃった」というホヨヨな返事が返ってきました。そのギターがこれです(笑)。

 今の時代、このデザインを見ればすぐにYAMAHAやARIAのサイレントギター(シンソニードギター)を思い浮かべますが、 さすが工業デザインの国、ドイツですね(笑)。時代の40年先を進んでいたようです。勿論コチラのパイプは取り外しは出来ませんが(笑)。 別ページのHOPF/EXPLOLERのとこでも書きましたが、このアームユニットとブリッジの中間にあるミュートパーツは、僕の赤/金のCORAでは紛失してしまったようなんですが、 ハッキリいって不用です(笑)。余談になりますが、ちょうどここのページ作ってて思ったことなんスけど、やっぱドイツの人達は「黒/赤/金」によほどのコダワリがあるんでしょうね。


<おまけ>
■DYNACORD DC-3V - sunburst

The Norbert Schnepel Collection

 上でちょっと触れましたが、こちらがDYNACORDがリリースした、335スタイルのセミアコ、名前はDC-3Vというそうです。 DYNACORDのギターはイタリアン・メイドだという噂もあったりするのですが(丁度イギリスのVOXがイタリアでギターを製造していたように、ですかね)、 パーツや構造上の特徴なんかをかんがみるに、多分ドイツ製で間違いないとは思うんですが。 こちらは1960年の製造モデルで、ご覧のようにゴツい(まるでグレッチのFILTER-TRONを思わせるような)お洒落なハムが3つもマウントされてます。 なのに、ダサいジャガー・タイプのビブラート・ユニット。まあ、この時代のビブラート・ユニットといえば、日本もアメリカもヨーロッパも、 このジャガー・タイプが一番普及してたので(恐らく構造上の簡単さと、コストのせいなんでしょうね)、まあしょうがねえなあ、と。 「ツマミ大好き!」なビザール愛好家さんなんかにはウケそうなデザインですね。



DYNACORD Jazz 2-10 (tube combo amplifier)


 さて、ドイツといえば電気製品。DYNACORDといえばアンプ、つーことで、ひとつ僕も入手してみました。DYNACORDは今でもギター・アンプを作ってますし、 創世記からずーっとリリースを続けてますので、コレといってレアでもないんですが、「名前が最高」「色がカワイイ」「真空管」「SP2発」ということで、 これを買いました。2万円でした(笑)。50年代製のアンプです。写真にはウマく写りませんでしたが、赤い部分以外はヘビ皮の模様になってます(笑)。

 スペック上は、まあ大したこと有りませんね(笑)。気になる電圧は110Vから240vまで任意で選べるので、一応日本でもそのまま使えます。標準16W、最大20Wの出力です。 真空管はECC83が2本、EZ81が1本、EL84が2本、という構成。当時最も売れたのは、同じJAZZでも8Ω10インチのスピーカー1発のモデルなんですが、 これは15Ω10インチが2発載ってます。DYNACORDのオリジナル・スピーカーで、アルニコ・マグネットです。 音は真空管独特のウォームさがありますが、所謂MIDがブーミーなものではなくて、そのへんは重宝してます。歪みませんし、まさにJAZZってカンジでしょうか。
 入力なんですが、実はこの当時のドイツのアンプは全部2又のソケットか、3PINのDINプラグを仕様していました。今どきそんなのを揃えるのはヒジョーに大変です。 このアンプは前の所有者がそのへんを片っ端から改造し、フォーンジャックになってます。嬉しいですねえ(笑)。外部SP接続用のジャックは未だにDINプラグのままですが。 3系統の入力があり、マイク/PU用、PU用、ラジオ用、とあります。まあようはHIふたつとLOひとつ、ということなんですが。TONEコントロールは1つで、シンプルですね。

 この掲載モデルはロゴが太いスクリプトのロゴなんですが、50年代のDYNACORDのロゴがこれでした。60年代に入って、上に使っているような 車体のゴシック調ロゴに変わります。よって50年代の時期のアンプだと判るんですが。さすがに時代的にSNは悪いです。真空管差したときに、すっかり写真を取るのを忘れてしまいました。 今度明ける機会が有れば、内部写真を追加更新しようと思います。
 バックパネル欠品。つまみも1つ欠品、電源コードももうすぐイカレそう… というわけで、実は最近これのレストア用に同じJAZZをもうひとつ入手しました。 そちらは黒で、1SPのモデルです。1万円でした(笑)。




DYNACORD Hi-Fi MV-75 (tube amplifier)


 入手したのは1年ほど前だったと思いますが、やたら修理に時間がかかってしまいました。どうも筆者が入手するダイナコードのアンプはどれもこれも (まあ時代を考えれば必然でもありますが)修理が必要なモノばかりでして、ウチの近所のアンプ修理屋さんには毎度御迷惑をおかけしております。 こちらはこんな図体ですが一応フルチューブのミキサー・アンプのヘッドということになります。他のアンプも同様ですが、楽器専用で設計されたものではなく、 (ミキサーですから当然ですが)いわゆるPA用途で開発されたアンプですね。

 とはいえちゃんと楽器の入力端子も備えられています。入力は全部で6ch。マイク端子(しかもインピーダンスが選べるようになっている)が3ch、楽器/ライン入力 (こちらもインピーダンスの選択可能)が3ch。全チャンネルに2バンドのEQ付きで、出力は勿論モノですが、オイルランプによる出力メーター(笑)まであります。 スピーカーは8/16Ωが選べます。電圧も110から240まで選べます。

 真空管構成は EF86x3、ECC83x3、ECF83x1、EZ81x6、EM84x1、そして出力がEL34x2となってます。勿論小規模PAで十分使えるモノですが、 まあ正直ノイズやら使い勝手の意味では確実に骨董の部類に入るものなので実用的かと言われれば??です。ただ、御存知のようにEL34のパワー管を、 グググッとドライヴさせた気持ちよさはやはり格別ですもんね。ギターのみならずベースにも使えるのがいいですよね。 実は1958年当時のこの商品の売り値は1100ドイツマルクでした。当時の物価を考えると、恐ろしく高額なアンプであります。 筆者は経済史にはまったく疎い人間ですが、当時のマルクは米ドルの半分ほどで流通してたそうなので、当時の日本円で20万円ほど、ということになります。 1958年の日本の「大卒」新入社員の初任給平均が12000円だった時代の話です。こちらは「ホホオオオオオ」と驚くしかありませんね・・・




DYNACORD Hi-Fi SV-17 (tube amplifier)


 何故こんなものを買ったかといえば、「安かった」につきるのですが(笑)、1956年製の真空管アンプ(ヘッド、と呼ぶべきか?)を御紹介します。 SV17という型番のアンプで、出力は20wです。真空管構成は、ECC83が2本、EZ81が1本、EL84が2本、というもので、 上の「JAZZ」とまったく同じですね。中味の写真でも判ると思いますが、これ、全く基盤を使って無い、ハンドワイアリングなんです。やたらデカいパーツを小さな匡体にギュウギュウに詰めてあります(笑)。

パネル前面は、左から電源ランプ、電源スイッチ、HIトーン、LOWトーン、インピーダンス、ヴォリューム、入力切り替え、という順番です。ドイツ語は難しい・・・(笑)。 入力は、マイクx1、楽器(Hi-Z)x2、なんですが、表の「Entz.」とうツマミで、実は入力インピーダンスが変更できます。勿論それはマイクの場合を想定しての仕様なんでしょうが、 楽器使いのこちらにとっても、便利ではあります。

 で、後面のジャック関連ですが、左から、マイク(ネジ込み式端子)、楽器1/2(共に2又のバナナソケット)、スピーカー出力(これもバナナプラグですが、その差す位置によって 6Ωか15Ωを切り替えられます)、電圧変換(110〜240vまで対応、50kHz作動)、ヒューズ(壊れてたんで、フタは新しいものに交換してあります)、そしてグラウンド端子です。

 入手時には、電源周辺が数カ所逝っちゃってたので、音を確認できませんでした。リペアに出して、今、完璧な状態で戻ってきました(アンプの値段+送料よりも、リペアのほうが高額でした。笑。 まあ、そういうのはもう慣れっこなんですが・・・)。いやー素晴らしい。真空管が生きているのもビックラですが、その音が何よりいいです。暖かいです。その代償として、 本体も大分暖かくなりますが(笑)。この可愛らしい図体(笑。下のCDと並べた写真で、大きさがわかると思います。20cmx15cmx13cm、ってカンジです。ただし5kg!ありますが)から、 上のJAZZと同じくらい(6Ωなんでそれ以上に感じます)の音圧も得られます。ちょっとこら本気でSPとキャビ探ししようかなあ、とか考えてます。アルニコ12"でドカンとならしたら快感かも・・・


おまけ ■DYNACORD KV10 Green■

さて、いくつかDYNACORD製のアンプを御紹介したいと思います。これは8-10Wの小さな真空管アンプ、KV10です。持ち運びを前提に作ってますので 可愛らしいルックスが目につきますね。この緑のモデル以外に、赤と青のモデルもあります。入力は4系統(PUx3、マイクx1)。10インチSP1発。 ヴォリュームの他にトーンが1つ。ドイツでは1〜2万で買えますが、イギリスでは8万で売ってました(笑)。
おまけ ■DYNACORD DA15V green■

こちらはやや大きめの、DA15というモデルです。ボストンバッグ調、ってカンジでしょうか。可愛いですねえ。 入力はマイクx1、PUx1、ラジオx1、という構成ですが、トレモロ(VIBRATION)が付いてます、スピードと振幅を調節できるようになってます。 この写真で判ると思うんですが、2PINのソケットのジャックを確認できると思います。写真は開けた状態のみですが、表と裏にそれぞれフタが付いてます。 カラーもこの他に赤があることが確認できてます。
おまけ ■DYNACORD MV120 6ch mixer amp■

これ、スゲエ欲しかったんですが、寝てしまって入札し忘れました(笑)。真空官の6chミキサーアンプです。モノラル出力なんですが、 小型ライブなんかではこういうの威力発揮しそうに思われます。出力も120Wあります。なんつっても、最高に可愛いルックス(これバッカ。笑)。 この他、ドイツ製アンプに関しては、www.el-me-se.de/ が鬼のように 詳しいです。興味もたれた方は参照してみて下さい。


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